OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

バーティカルファーミング(垂直農法)人は個人需要のクールさも追求

2021.06.22

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

 

ここ数年、植物工場の話題が多いのですが、面積効率を高めるためにマンションのように多層構造にする植物工場のニュースをよく見かけます。だいたいバーティカルファーミングという用語が使われています。LEDと水耕栽培のベンチ(食品トレーの大きなものです)などがセットになっていまして、近未来か火星かのような印象があります。

 

はい、ではそのような近未来設備に対して、こちらのバーティカルファーミングはみなさん、お好きですか?印象はいかがでしょうか。

ほのぼのという印象でしょうか。「狭いので俺が工夫しました。でもちょっとデザインも意識してますぜ☆」

という感じでいいなあと思います。金属製の枠がアンティークな感じが出ていていいですね。陶器鉢からサイステイナビリティも感じます。
植物工場の生産性効率性追求型とは目的が違いますので、どちらがいいということではなく、個人需要に対応したバーティカルファーミングには訴求力のあるものかなと思います。もう少し細いワイヤーで籠をつくり、フェンスにしたデザインを見たことありませんか。
蛇籠(じゃかご)フェンスというようです。籠の中に握りこぶしぐらいの石を組んでフェンスぐらいの高さにしたり、腰掛ぐらいにしたり、商業施設や個人宅のデザインに増えてますね。もともとはがけ崩れ防止や斜面の補強に使われた建築技術ですが、それを少しおしゃれなエクステリア用に応用しているようです。そういう建築デザインと園芸の楽しみ方には共通するものがありますね。石と植物、無生物と生物の対極にありますが、どちらも人工的でない感じが相性がいいのでしょうか。

 

植物を育てるってことは楽しいのですが、飽きる人もいるでしょうし、更に凝る人もいるのです。多収に向かう人や無農薬に向かう人もいるでしょう。つまり植物を育てる、あるいは楽しむ目的はそれぞれだということですね。だからこのようなバーティカルデザインに向かう人がいてもおかしくないわけです。

少し前に、IKEAの家具を温室に見立て(改造した)観葉植物を栽培する人たちという記事を小欄で紹介させていただきました。ちょっと人とは違う工夫を凝らし、みなさんにお披露目するスタイルは日本ではまだまだ少ないと思います。しかしネットの世界を覗けば、欧米では流行っているのですから近いうちに日本にもその波が到来してもおかしくありません。そんなことを思っているので紹介させていただきました。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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