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古ヨーロッパの文化 花瓶はあったんでしょうか

2021.02.10

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

最近ふと立ち寄った図書館で古代ヨーロッパの本を借りました。新石器時代ぐらいの東ヨーロッパ・黒海周辺には独自の文化があったということです。

7,000~4,000年くらい前のこと。その本には発掘された土偶の写真があるのですが、これがまた縄文時代の土偶に似ているわけです。縄文のビーナスやハート形土偶に似ている土偶が発掘されているのです。

その地域では、黒海に流れ込む複数の河川にそって農耕が発達し、人が集まり邑(むら)があったそうです。しかしながら、多民族の移動に伴う争いがそうした文化を消滅に追いやったようです。

黒海周辺であるところのバルカン半島は、アドリア海、地中海にも面していることから島々にその文化は受け継がれ、ミケーネ文明などになり、ギリシャ文明の素地となった・・・ま、途中までしか読んでないのですがそういう事だったようです。

 

古ヨーロッパの文化の特徴は母系社会だった。この話、実は何かの漫画で読んだことがあったのですが、とても興味深いと思いませんか。黒海の辺りは旅したことはありません、土器や土偶を見学に行きたいですね。コロナがおさまり、自由気ままに出かけることが出来るようになる日が楽しみです。
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言われていることとしては、旅行や食は人の本能としての性質に根差しているので、制限なくできるようになれば需要が戻るというもの。旅行というと遊びのようですが、生存するための場所や食料探索、可能性の調査なのだと思います。食もそうです。旨いとは必要なものだから旨いということのようです。身の回りに植物を求めるのも人類4万年の歴史における本能です。森林は外的から身を守る場所でもあったそうですから緑が周りにある方が安心、草原は見晴らしがいいので危険、簡単にいってしまえばそういうことです。

先ほどの話に戻りますが、その新石器時代に花は飾られることがあったんでしょうか。より古い時代の遺跡、イスラエルの中石器時代、12,000年前の墓地と思われる洞窟内から人骨と手向けた花の痕跡が発見されているそうです。(ナショナルジオグラフィック2013年7月3日記事より。)土器や土偶があるのですから黒海周辺の遺跡で是非花瓶ライクなものを見つけたいですね。花を観賞するための専用の器なんかが発見された、わたし的には大きなニュースです。ではまた。

ごきげんよう。

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