OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

旧暦と新暦

2009.08.10

お盆で大忙しの花業界ですが、本々行われていた暦と今行われている日付はまるで違います。

日本の年中行事は太陰暦と言って月の満ち欠けをベースにして作られた暦をもとにしています。明治5年に新暦、太陽の動きを元にした暦にかえた時にずれました。中でも日付に意味がある五節供(1/7、3/3、5/5、7/7、9/9)は新暦になっても同じ日付で行われたため、季節が一か月ほどずれえしまいました。

さて、お盆も7/15の盂蘭盆会という仏事に由来する事から日付に意味がある行事です。ところが、新暦の7/15では農繁期にあたること、新暦では8月下旬から9月上旬となり日付との関連性が無くなってしまう、このような理由で単純に一か月後を「月遅れ盆」として行う地方が多くなったそうです。都市部、農繁期の重ならない地方ではそのまま7/15にお盆を行います。とは言え地域によっては旧暦を用いてるとこもあり、日本らしい多様性に富んでいるといえます。

※「自然の中の人間シリーズ 花と人間編 暮らしの中の花」を元にしました。

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