花研コーヒーブレイク
11月6日はイイマムの日ですね
2025.11.05
こんにちは。花研の一研究員です。
大田市場の中央通路では、11月6日の「いいマムの日」に向けたすんばらしい展示が開催されています。

展示してあるディスバッドマム(以下、「マム」と略しますね)の種類はデコラ咲き、ポンポン咲き、スパイダー咲き、様々。色も花弁の表裏が異なるマムならではのリバーシブル柄から絞り柄とあります。花弁に光沢感がある品種もあります。種類の多様性に加えてきらきらとした感じが加わると、展示もスター共演の様相です。
マムの流通本数シェアを大田花きのデータから確認してみました。一輪菊におけるディスバッドマムのシェアは年間では12.4%にも達しています。
マーケティングのイノベーター理論からすると、イノベーターの2.5%、アーリーアダプターの13.5%の二つを合計した16.0%を超えていないものの、月次でみると10月から12月はそれぞれ16%を超えているのです。
少ない月でも10%ぐらいあります。つまり、一輪菊は流通マーケットにおいて16.0%超えているのですから、次の層であるアーリーマジョリティ(34%)が十分に接することができるように供給する段階にきているのではないかと思います。
ハナシは飛ぶのですが日本農業新聞の市況欄を見ると、ディスバッドマム(もしくは別の名前でも)を市況掲載している市場は限られています。東京と大阪の花き卸売市場だけで、地方の政令指定都市の市場でも掲載品目として採用されていないようです。
一方で、流通本数としてはディスバッドマムより少ないであろうダリアは各地の市場の掲載品目として採用されています。前述のようにマーケティング理論からみるとディスバッドマムは拡大期に入っているのですから掲載品目として検討してはどうかなあ・・・と思ったりしました。
「いいマムの日」に添えてひとことでした。
それではみなさま、ごきげんよう。
フラワービジネスノートには、マムの流通早見表や、生産量、国産全体に対する出荷割合、輸入本数、生産国など様々な情報が掲載されています。しかもふわらーオブザイヤーOTA2024最優秀賞はディスバッドマムでした。














