花研コーヒーブレイク
自宅での花の飾り方が変わってきた?
2025.09.18
こんにちは。花研の一研究員です。
「小菊」って小さくてかわいらしい花です。切花では「仏花専属契約」のような見立てもありますが、自由自在に場所やオケージョンを選ばずに飾っていただける可能性を秘めたアイテムだと思います。むしろ今日からそうしていただきたいくらい。そういう小さな花の飾りようって広がっているのではないでしょうか。
最近知ったのですが、婚礼装飾スタイルの一つに「ミニマル装花」というのがあります。
あまり豪華にせず、ミニマル、つまり最小限で抑える装花です。婚礼自体をミニマルにという主催者のコンセプトに準じて、花もミニマルにということでしょう。
ミニマル装花の手法の一つとして、小さな花瓶を多数並べ、それぞれの花瓶には1本~数本生けるという方法があります。
葉物を少なく、土台も使わないスタイル。花を密に飾るというよりも隙間をつくり、あえて1本1本の花のきらめきや花瓶から伝わる瑞々しさが強調されるようにする。結果、厳選の花材を使用しつつも、その使用本数は限定されることになります。
このような飾り方がまずは婚礼装飾で広がったことで、いまご自宅での飾り方にも影響し、徐々に浸透しています。自宅版ミニマル装花では、鉢植えや庭の花を切ってきて花瓶に生けるというケースも混在しています。むしろ混在することで新たなライフスタイルを提案しているかのようです。
花き生産においてもこのような飾り方を考慮しながら、作付けや出荷規格の参考になることがあろうかと思います。実際にご自宅での飾り方は、ルームクリップというライフスタイルSNSサイトから事例を多数ご覧いただけます。
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来月セミナーを開催しますので、日程が決まりましたらここに告知いたします。
花研のSNSサイトはこちら↓フラワービジネスノートパラパラ中。
それではみなさま、ごきげんよう。