花研コーヒーブレイク
今週の中央通路 国民的人気アイドルグループGBR48??ガーベラです☆
2021.04.13
こんにちは。泥油育子です。
今週の中央通路は4月18日のガーベラ記念日に向けて、全国各産地さまから集められた色とりどりのガーベラが展示されています。
ガーベラと言えば、私どもの調査では20代,30代,40代において好きな花ナンバーワン!
業界外の方とお話ししていて
「ワタシ、ガーベラ好きなんです~❀」
とおっしゃったら、お若い方なのね~☆と泥油は自動的に思ってしまいます^^
ちなみに50代以上の第1位はバラです。
さて、そんなガーベラですが、年間に市場流通する品種は500-600種類くらいあります。しかも、もちろん定番はあるにせよ、品種はどんどん入れ替わっていく新陳代謝の活発な品目。ガーベラ担当に言わせれば、入れ替わりの早い国民的人気アイドルグループそのものなのだとか。なかなか言い得て妙ですね。
ということで、国民的人気アイドルグループのガーベラが中央通路に展示紹介されています。今回の品種数は約250種。もちろん今年の主な流通品種が中心です。ガーベラばかりこんなに多くの品種が一同に会し、一度で目にすることができる機会なんてあまりありませんので、仕入れなどで大田市場にお越しのついでがございましたら、ぜひ2階まで足をお運びいただければと思います。では、以下に少しだけ品種紹介。(すべてを紹介しきれずすみません。ピックアップした品種に特に意味はなく、泥油の個人的な目線でご紹介させていただいたまでです。)
ピンク系、左からプチみずほ、エレーラ
オルテガ、ダヴィンチ
ロスキルド(とありましたが、いわゆるロスチャイルドのことかと。品種が日本に入ってきたときにロスキルドとしよう!となったのだと思いました)
左、イギーはとても雰囲気があります。右はアッシュピンク。
大田花きガーベラ担当Mさんのイチオシはパワーボール。昨年の秋くらいから出荷が始まり、いま注目を集めています。
↓写真の撮り方が下手で名刺がはみ出ているように見えますが、実際には輪の内側に納まっています。
「元気玉」の意味で、その名の通り見ているだけで元気をもらえそうです。
大輪で名刺がすっぽり乗ってしまうくらい。花弁が外側に大きく展開し、立体的に開花するので、ダリアかディスバッドマムかというような豪華な雰囲気を備えています。
そのほか、ウスティカはマイクロガーベラで直径4cm程度名刺のタテの長さの半分程度しかありません。この小ささがまた使いやすく、デザインの中でエスプリを効かせてくれるんですよね。
あー、ほかにもたくさんご紹介したくて写真を撮ってきたのですが、長くなりすぎてしまいますので、次に行きます。・・・結局ピンク系のみのご紹介になってしまいすみません。とほほ。
業界の方には釈迦説(釈迦に説法)ですが、ガーベラは品種よりも色目とタイプでご注文をいただくことがあります。国民的アイドルグループは、名前も実は結構難しい上に、入れ替わりも早いので、名前を覚えるのも一苦労ですから💦
それは例えば、同じ白いガーベラなら花弁のタイプで一重にダブル、フルダブル、スパイダー系、パスタ系に加え、芯の色は芯白(しんしろ:中心の目の部分が白っぽい)、芯黒(しんぐろ:中心の目の部分が黒っぽい)などと指定されて取引されることが多いです。
☆よく見慣れた一重(例)
☆ダブル(例)
☆フルダブル(花の中心まで花弁が重なる)(例)
☆花弁がシャギシャギな感じのスパイダー系(例)
☆花弁がねじれたり筒状になっていたりするパスタシリーズ(例)
☆芯白タイプ(例)
☆芯黒タイプ(例)
たまたまだと思いますが、今年は染めのガーベラ展示がありませんでした。(流通はもちろんあります)
またフルダブルの花弁が外側に反り返り、立体的に(ボール型に)展開するタイプが多くなったように思いました(個人的感想です)。
もはや花き業界の方でガーベラ記念日をご存じなければ、ガーベラの生産者さんたちにもぐりと言われてしまう時代となりました(笑)
もちろん4月18日ガーベラ記念日もフラワービジネスノートに掲載されています。
それではみなさま、ごきげんよう。