OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

錦織クン応援団

2015.06.03

久々にやってしまいました、TVの真ん前にドカンとベッドメイキング。

臨時のときや緊急事態のときのみ行います。もちろん今回は錦織クン応援団です。ライブ中継の応援席、深夜仕様特別バージョンですね。

猛獣系のツォンガ(地元フランスの選手)に2セット先取されましたが、どれほど追い詰められても、必ずファイナルセットまで粘って勝利するシナリオを頭の中でずっと描き、錦織クンの勝利を信じていました。

2セット目の途中で会場の高いところにある何か大きな看板の一部が観客席に落下、一時センターコート中が騒然としました。昨日は非常に風が強かったようなので、そのせいもあるでしょう。

暫くすると、右手首をタオルか何かでぐるぐる巻きにしたご婦人が人に手を引かれて上方の観客席から降りてきました。すぐ後ろを歩くお連れの方が持つ紙袋には多くの血が付いているように見えました。ご婦人はケガをしていない左手を大きく振り、観客の皆さんに笑顔で“元気ですアピール”。よかった。

しかし試合はすぐには始まりません。安全確認をしなければなりませんから。で、これは長丁場になると踏み、臨時のベッドメイキングを始めたわけです。このブレイクの後、必ず風向きは変わる。ファイナルセットになることは間違いないと思いました。

結局40分後くらいに試合が開催されたのですが、その頃にはもう、うとうとと意識が遠のいていました。しかしボールを打ち合う激しい音で覚醒。最初は起きていられるか不安でしたが、夜中の2時、3時でも錦織クンの素晴らしい巻き返しでギンギンギラギラに目が冴えて、手に汗握って(しかもダラダラに)観戦していました。

あまりテニスを語りすぎるとこのブログの主旨が変わってしまいますので、そろそろこの辺で終わりしないといけない・・・と思いつつ書き続けるブロガー。ファイナルセットは想定通りでしたが、錦織クンが勝ち星を取れなかったのは予想外れでした。錦織クンは歴代のプロテニス選手の中でも、ファイナルセットまで持ち込まれたときの勝率はナンバーワン。86%以上にもなるのです(昨日の中継時発表)。2位はビヨン・ボルグ(もちろん既に引退した選手)、3位ジョコビッチ、4位マレーと続きますが、10位までのうちグランドスラムのタイトルを取っていないのは錦織クンだけ。きっとこれで勝利して、全仏で優勝するのだろうというのが花研ブロガー的台本だったのです。

今回負けたのは残念ですが、錦織クンはこれで経験値がぐっと上がったに違いありません。メンタルも試合を重ねるごとに強くなっているように思います。まさにコーチのマイコー・チャンのように。

それに今まで苦手意識のあったクレーコートで昨年は全仏1回戦敗退だったのに今年は大きな躍進です。もうクレーに苦手意識はなくなったと言っていますし、一歩一歩確実に頂点に向かって大きな選手になっていることを感じます。

次は、ウィンブルドンの前にドイツでゲリーウェーバーオープン(芝コートでウィンブルドンの前哨戦となります)でしょうか。花研ブロガーはこれからも錦織クンを鼻血が出るまで応援し続けます!・・・そして多分鼻血が出ても尚、応援し続けます。

 

今回の錦織クンのフレンチオープンのように、何事も1回ですべてがうまくいくとは限りません。むしろそういうことの方が少ないように思います。

それでも尚、コツコツと地道に前進していけるよう、アタクシも経験値を上げてまいりたいと思います。

 

ところで余談ですが、同じ錦織クンの試合を同じくライブ中継で観戦していた私の友人は、錦織クンが猛獣系プレイヤー(テニス界のモハメド・アリと呼ばれているほど)に叩かれまくって、ミスを連発するのを見ていられないからと、第2セットの途中で観戦を止めました。その気持ち、よくわかります。

そういえば、小学生の時、アタクシのテニスの決勝戦に同行していた母は試合を見ていることができずに、どこかに消えていました。アタクシがしょっぱいミスばかりしてもう見ていられなかったのでしょう。

優勝した後、「せっかく勝ったのに、なんで見ていてくれなかったの?」と子供ながらに思ったことをよく覚えていますが、今はあの時の母の気持ちが手に取るようにわかります。こういうのは性格によるものか、年齢によるものか、それともその両方によるものなのでしょうか。

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