OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

選挙によるコチョウランの需要動向

2014.11.24

 

11月21日、いよいよ衆議院が解散となりました。

今回の選挙にはおよそ700億円かかるそうで、なんだか申し上げたいこともたくさんございますが、政治的なことはさておき、選挙に伴うコチョウランの需要動向について見込みを以下の通りまとめてみました。

 

このたびの選挙で、コチョウランの仕入価格は通常価格、もしくは若干高めに推移するでしょう。(高騰は考えにくい)

しかし、店頭小売価格は変わりません。また、コチョウランの仕入れが上がることで、ほかの花鉢の価格が上がることもないでしょう。

 

というのも、鉢物のコチョウランは日頃から業務需要が中心です。業務需要で商品を卸すルートはほぼ決まっていて、選挙があるためにあちこちの商店がコチョウランを仕入れ、市場に注文が殺到することはないからです。

 

2012年12月16日にも衆議院総選挙が行われました。この時は当時首相だった民主党・野田さんの辞任に伴う総選挙となり、自民党からすれば結果的に民主党から政権を奪還した選挙でもありました。

この時、コチョウランは量としてはよく動きましたが、価格は大きく跳ね上がったということはありませんでした。

選挙に伴うコチョウランの動きには、どの政党が勝利するかというのも幾分影響しているようで、自民党が勝利すると若干動きが良くなります。しかし、最も大きく影響しているのは、選挙の盛り上がり・・・つまり数字で示すとすれば投票率です。

このたびの選挙の国民的関心(投票率)×自民党の勝率がどうであるかが、コチョウランの需要のキーを握ります。

 

いずれにしても、市場流通は混乱しないようよく整備されていますので、コチョウランの取り合いになり、仕入価格・販売価格ともに高騰することはまずないでしょう。

 

 

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