花研コーヒーブレイク
驚きでいっぱいのショーケース@大田市場
2025.10.16
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
大田市場花き部2階にある大田花きとFAJさんのショーケースは、旬の花や新品種などが国内でも最初に提案がなされる場所でもあります。
毎週、両社で入れ替わるショーケースを拝見していると、まるで“切花の宝石箱や~✨”(←古め)ともいえるほど、驚きと輝きでいっぱいなのです。そして、その宝石箱は、週末の入れ替え時以外は空箱になることがまずありません。年間を通じて充実した素晴らしいショーケースなのです。
今週の宝石箱はこちらです。大田花きとFAJさん。
大田花きのショーケースは、群馬県のJA利根沼田片品支店さま。毎年拝見して毎年驚かされるのが、片品村さまの代名詞「秋色ミナヅキ」(フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA2023年最優秀賞受賞)。
花序の胴回り90cm、全長50-60cmにも及ぶ超々巨体輪。このミナヅキの前で足を留めない人はいないでしょう。
↑2枚目の写真、ご覧いただくとわかります通り、これで1本ですからね。どういうボリュームですか!?
花序の大きさがわかりやすいよう、A4のPOPをとなりに並べました。
そら林修先生の「初耳学」の装飾でも使われるわけですわ。確か仲間由紀恵さんの回でしたか、秋色ミナヅキがスタジオいっぱいに飾られていました。
毎年気候が異なり生産環境も変化する中、クオリティを維持、あるいは前年を上回るクオリティでご出荷くださる生産者様には頭が下がります。
おなくじ片品村さまからの秋色アジサイ。色の変化やポチポチは染めたのではなく、自然の発色です。生産者さまからガクに含まれるアントシアニンで変色すると教えていただきました。
大田花きのもう一つのショーケースは、JA庄内みどりさま(山形県)のケイトウ類です。
こちらのグリーンとブルーは染めです。ケイトウの染めもすっかり定番になりました。秋を鮮やかに彩るいい色に染まっていますね。
一方、FAJさんは輸入の染めカーネーション。
カラフルな宝石の展示会を見ているようで、拝見するだけで心が弾みます。
この染色カーネーションの提案は尽きることがなく、見る人をいつも新鮮な気持ちにさせてくれます。
時代ごとの美意識や感覚を的確にとらえ、つねに新しい染め品種をマーケットに紹介されていることからも、花業界のトレンドと今の空気感を感じ取ることができます。
デザイナーの方々にとっても、創作意欲を刺激される逸材ばかり。まさに“無限の可能性を秘めた花材”といえるでしょう。
このような多彩で魅力あふれる花が展示される大田市場を利用することは、仲卸さんで豊富な種類の花きを仕入れられるだけでなく、国内でも最高峰の品質とトップトレンド、そして見たことのないようなアーティスティックな感性を備えた花材に出合える大変貴重な機会なのです。
日常的、あるいは定期的にこのような市場をご利用になることは、情報の幅が広がり、トレンドを見る目も磨かれ、やがて大きなメリットにつながっていくことでしょう。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
はい、ここでお知らせです。もしかしたら大田市場オリジナル手ぬぐいが発売されたのも、初めてかもしれません。花研では「大田市場オリジナル手ぬぐい」を制作販売しております。
特岡(とくおか)という国産の柔らかい高級生地を、日本の伝統技術である注染(ちゅうせん)で染め上げています。グラデーションと優しい風合いをお楽しみください。
明るく楽しいデザインは、持っている人の気持ちを上げることから”HAPPY手ぬぐい”と呼ばれています。
ご自身用、ギフト用、年末年始のご挨拶用、海外へのお土産など、さまざまなシーンにご利用いただければと思います。
サイズは通常の手ぬぐいより二回りくらい大きいことがこちらの動画でお分かりいただけると思います。
フラワービジネスノートもギフトや集会・研修のお土産、ゴルフコンペの参加賞などにご利用いただいています。
いつも大田市場でお待ちしています。
それではみなさま、ごきげんよう。