OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

リメイク版★6月の新イベント!?

2025.06.09

花研の一研究員です。

 

皆さんご存じでしょうか、「夏越し(なごし)ごはん」というプロモーション。いつのまにか、巷では随分と流行っていたようです。

夏越しご飯とは、6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に因んだお食事版の新しい提案です。米穀安定供給確保支援機構によって2015年ころから行われているもので、上半期の穢れを払いつつ、元気が出るごはんをいただいて、下半期の無病息災を願うというものです。もう始まって10も経っていたのですね。

 

夏越しの祓とは、一年の半分が過ぎたタイミングで厄落としのため、大きな茅の輪(ちのわ=イネ科チガヤ属の植物で人がくぐれるほどの大きさの輪)をくぐる行事。多くは神社などで行われるようです。この茅の輪をイメージした夏野菜を丸くカットして(例えばピーマンの輪切りやゴーヤの半円カットなど)をおかずに、雑穀を食べましょうというのが提案の骨子です。

 

このイベントに賛同した量販店があちこちでメニュー開発を行っているようです。なんだか恵方巻のブームの火付けのときを想起させますが、もともと日本の風習と食のイベントを組み合わせて、健康的な生活と潤いを提案するのはさすがです。

 

翻って花業界からも、6月の新しい提案は6月に2つあります。

6月2日のローズの日。6月2日の語呂合わせからローズの日。(一社)ブルガリアンローズ文化協会が制定したもので、バラを贈りましょうというもの。6月はバラを購入するにはもっとも良い時期です。品質の良いバラをふんだんに入手できます。

 

もう一つはら6月のうち6がつく日をあじさいの日として推進しています。とりわけ6日が最初に6月句碑なので、フラワービジネスノートでは6月6日をあじさいの日として紹介しています。あじさいの日は古来からアジサイを軒先につるしておくと魔除けになるとか、病気を避けるとか、小銭が稼げるなどの言い伝えが全国各地に残ることが由来です。

いずれも花き業界特有のイベントです。さらなる拡大には、食とのコラボも期待されるところです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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