OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

1月21日はスイートピーの日

2014.01.20

 

1月21日はスイートピーの日です。

1982年のこの日、松田聖子さんの「赤いスイートピー」がリリースされたことにちなんでいます。折しも、スイートピーは出荷最盛期。

弊社入口のカウンターにも、大田花きの食堂にも香りの良いスイートピーが飾ってあります。

  

 

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、永遠のアイドル聖子ちゃんの「赤いスイートピー」がリリースされたころは、いま私たちが見るような真っ赤なスイートピーはありませんでした。レンガ色のような褐色系の赤か、もしくは濃いピンク系のみ。つまり、赤いスイートピーとは、「幸せの青い鳥」のようなイメージ上のものだったのです。

歌詞中の「線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー」を考慮すれば、それがわかります。

スイートピー、しかも赤いスイートピーなるものは線路の脇には自生しませんから。

 

しかし、現在は赤いスイートピーと言えばこれというような品種が誕生しています。いつ頃から現在のようなビビッドな赤いスイートピーが流通するようになったのでしょうか。

答えを先に行ってしまえば、何年というはっきりとしたラインはありません。改良をしていくうちに徐々に真っ赤に近付いていきました。

ただ、きっかけとしては1980年代後半にSTS剤という花持ちを良くする秘薬が開発されたことが大きく影響しています。スイートピー用だけではなく、カーネーションやカスミソウ、デルフィニウムなど、エチレンに弱い花に使われるもので、これが誕生してからエチレンに弱かった花は劇的に日持ちするようになり、消費も拡大しました。

スイートピーもエチレンに弱い方ですから、このSTS剤の誕生をきっかけに生産が拡大し、宮崎、大分、岡山をはじめとし、大消費地東京から遠い地域においても大産地が生まれ、生産は劇的に増えていったのです。(以前は例えば東京への出荷といえば、関東近県、主に神奈川県からの出荷がせいぜいなところでした。)

その生産拡大と相まって品種改良も盛んになり、徐々に赤いスイートピーは現実のものになっていきました。

また、聖子ちゃんが愛らしい清純な笑顔でスイートピーを歌ってくれたことにより、スイートピーという花の認知は広まっていたため、生産拡大に対する消費も確保され、国民的人気の花になっていったというわけです。

スイートピーの魅力はシフォン調の柔らかい質感、チョウチョがてふてふと舞うような優しい花姿、豊富な花色バリエーション、清爽な香り。

色・形・香りが三拍子そろった大変素晴らしい花だと思います。

是非、1年の中でもこの時期にしか楽しめないスイートピーをご堪能いただきたいと思います。

 

こちらのPOPはA3サイズです。小売店さんなど、必要な方はご自由にプリントアウトしてご利用ください。

 

 

 

 

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