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ノーベル賞晩餐会 テーブル装花

2013.12.16

 

12月10日はノーベル賞の授賞式&晩餐会でした。

 

昨年は山中伸哉先生のご受賞もあり国内メディアも大いに沸きましたが、今年は惜しくも日本人受賞者がいらっしゃらなかったため、あまり受賞や晩餐のシーンを目にすることはありませんでしたね。

 

しかし、ノーベル賞の晩餐会の花に何が使われているのか気になり、ネットで追いかけてみました。

 

昨年のテーブル装花は、カスミソウで作った球状のデザインをテーブルのランドマーク的に配置し、手元には対面する方との会話を邪魔しないよう、フリージアやパフィオなどが1輪挿しにされているのが印象的でした。

 

今年はどうだったでしょうか。

こちらの写真を見ると、優しいピンクのアネモネの一輪挿しに加え、中央のテーブルにはユリやベルテッセンが使われれているように見えます。

↓クリック!(ノーベル賞の公式サイトに飛びます)

テーブルデザインはスウェーデンのフローリスト3名によって考案されました。

 

ホールのデコレーションは北欧の自然をテーマに、アマリリスやマリーゴールド(でしょうか?)、ユリ(これまた完全にツボミなとところが日本と異なりますね)などが使われています。

スウェーデンでノーベル賞受賞式の花を飾るなんて、フローリストにとっては名誉なことでしょう。

いつもノーベル賞晩餐会のテーブル装花は、明るく優しい色合いでデザインされますね。その場の明るく和やかな雰囲気作りと、お料理の色合いを邪魔しないようにということなのかもしれません。

このようなシーンにおいて生花の代わりになるものは見当たりません。生花の持つ、代役の利かない重要な役割を実感します。

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