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池坊 旧七夕会へ その①

2013.11.25

 

11月16日、旧七夕会拝観のため京都の池坊にお伺いいたしました。

 

 

 

簡単に解説させていただきますと、池坊旧七夕会(たなばたえ)とは、現在の花の展示会の原点とも言うべき日本最古の花展です。

もともとは、江戸時代、花を愛した後水尾天皇が池坊専好氏を指導者として迎えていたことに始まります。

七夕といえば、平安時代以降、宮廷では1つの花を生ける催しが開催されていたのですが、池坊専好氏は特別にたくさんの花を華々しく生ける「大立花会(だいたてはなかい)」を開催することを許されたのです。

 

このことをルーツとして、池坊七夕会は現在に至るまで、脈々とその行事が引き継がれていんるのです。

 

七夕なのになぜ11月に開催しているのか。もちろん本来は旧暦の七夕に行われていました。

しかし、明治時代に新暦を採用してからというもの、暑さを避けて9月に開催するようになりました。しかし、これまた農繁期と重なるものですから、11月に開催されるようになったようです。

 

今では、池坊に所属する華道家による作品およそ1,600点を展示するほか、全国から選ばれた池坊いけばなを学ぶ高校生による「Ikenobo 花の甲子園」に加え、昨年から始まった目玉イベントの花行列などが催されます。

 

続きはまた明日!

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