花研コーヒーブレイク

決して賄賂をいただいてご紹介しているわけではなく（笑）、良いものは良いものとして皆様にお知らせしたいと思います。

クリザール社から発売しているチューリップの前処理剤「BVBエクストラ」です。これを使いチューリップの前処理をすると、流通中や観賞中に無断で茎がウネウネッと伸びるのが劇的に改善されます。動画を拝見していますと、花持ちや枯れ方にも大きく影響しているようです。

純粋に画期的♥と・・・3年ほど前から販売しているようなのですが、いまさらすみません。

 

まずはこちらをご覧ください。

その①　「採花後のチューリップの変化　　水のみ　vs.　+BVBエクストラ」　↓クリック！

 

 

その②　「店頭管理中の場合　　水のみ　vs. 　+BVBエクストラ」　↓クリック！

 

チューリップの茎が流通途中やアレンジメント完成後に伸びてしまう悩みはどなたでも経験したことがあるものとお察しします。BVBエクストラはその悩みを解決してくれる秘密のリキッドなのです。

 

以下は大田花きの取引実績における過去10年間の変化です。

 

横軸が単価で、右に行くほど過去10年で単価が上がっていることを示します。
縦軸は取扱数量で、上に行くほど数量が増えていることを示します。

つまり右上にあるものは単価も取扱数量も上昇傾向で、近年のトレンドに乗ったいわゆる勝ち組品目。

一方、左下は単価も数量も下落傾向で“なんとかせにゃならん”という品目です。

チューリップは流通期が同じであるラナンキュラスにだいぶパイを食われ、ばっちり「なんとかせにゃならん組」の組長なってしまっているわけです。

 

そのなんとかする取り組みの一つが、クリザールさんのBVBエクストラの開発だと思うのです。

産地さんはもちろんのこと、水に浸ける行程のある方ならどなたでも（小売店さん、仲卸、加工ご担当の方も！）ご利用になると効果があるようです。

カスミソウもそうであったように、人気のブームを経験してそれが過ぎると「昔の花」「古い花」とマーケットには敬遠されがちです。しかし、カスミソウは種苗会社各社さんや生産者さん、栄養剤メーカーの皆さまのご尽力のお陰でまた新しい境地を開き、リバイバルしています。

 

このBVBエクストラがチューリップ再燃への第1歩となるよう願ってなりません。

チューリップのマーケットよ、再び！

 

商品に関するお問い合わせはクリザール社まで。→

 

 

【編集好機】・・・「編集後記」を好機として好き勝手なことを書くこと。

ところで、「BVB」というなぜ言いにくい（特に日本人にとっては）、またわかりにくい名前を付けるのか・・・と思われた方へ。（「リップ・ノビナイ～ノ」とかの方が分かりやすいと思いますよねー^_^;）

クリザール社の本社はオランダにあります。従ってクリザール社のあらゆる商品はオランダで開発されます。

その際、新商品の命名ポリシーとして、アルファベット3文字というルールがあるそうです。その通りこちらの商品もBVBと3文字。

VBの後の二文字は、オランダ語で前処理剤の意味があり、クリザール社の前処理剤はすべからく「◎VB」となっているようです。最初の「B」はBulbなのか、はたまた別の意味なのか、後で知り得る機会があれば、小欄で皆様にご紹介したいと思います。