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4月24日 寒の戻りの特異日/植物学の日

2013.04.24

 

今日4月24日は、「寒の戻りの特異日」とされ、寒の戻りが起こる確率が高い日とされます。先週末にばっちり寒の戻りがあり、東京では2月並みの気温で、コートの襟元にスカーフを固く結んでいたくらいでした。

今日は寒の戻りというよりは、寒波と春の暖気流とが混じって風を含んだ雨となりました。ゴールデンウィークを目の前に、まだまだ今週くらいまでは毎年天気が不安定ですね。皆様も戸外のお仕事やお帰り道には気を付けて。

 

さて、もうひとつ、今日は植物学の日でもあります。

1862(文久2)年のこの日、植物分類学者の牧野富太郎が生まれたことから植物学の日とされています。

高知県の裕福な商人の家に生まれましたが、幼くして両親を亡くしています。追い打ちをかけるように祖父も他界し、祖母に育てられます。

しかし、植物や昆虫に対する好奇心は並々ならぬものがあり、独学で勉学に励み、植物の採集や写生、観察などの研究を続けながら欧米の植物学も学びました。とりわけ植物をこよなく愛し、自らを「草木の精」と称していたほど。牧野が命名した植物は2500種以上、自らの新品種発見も600種余り、今では植物学の父と呼ばれます。

現代の花き園芸業界の礎を築くのに大きな功績を残された方です。

高知県立牧野植物園も設立され、94歳で病に臥した際は昭和天皇よりアイスクリームが届いたというエピソードもあります。

 

ご存命であれば今日で151歳を迎えます。

今晩は牧野富太郎の偉大なる功績に思いを馳せながら、こっそりと彼の誕生日に乾杯したいと思います。

 

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