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【新説!?】マリー・アントワネットの髪型はパイナップルに触発されている

2023.02.01

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

1月30日の小欄にて、書籍『パイナップルの歴史』(原書房)をご紹介しました。今日はその続きです。

デコレーションとしてのパイナップルは当時の凝ったヘアスタイルにも採用されたそうです。その身分を誇示するかのように高々と結い上げたヘアスタイルがまさにパイナップルを意識したものだったのだそうです。

文化人類学者で食物史研究家でもあるソフィー・コウ曰く、

「パイナップルは単に果実の一つではなく、貴族階級が際立たせたいと思う全てを象徴するものとなった」

(引用は前述の書籍のP41より、ソフィー・コウの著作はAmeican First Cuisines 1994)

 

贅を尽くして批判を買ったマリー・アントワネットの髪型の元案はパイナップルにあったのではないかという個人的新説が生まれました。パイナップルを侮ること勿れ。ただの南国フルーツではないのです。世界のだれもが知る歴史的著名人、且つ、ときのおしゃれ番長マリー・アントワネットのヘアスタイルにインスピレーションを与えたただならぬフルーツと思えば、パイナップルへの尊敬の念も生まれてくるというものです。しかもスーパーで丸ごと298円~398円くらいで売っていたら、もう有難くて、購入してそのまま神棚に上げたくなってしまいます。

 

ま、食べちゃいますが。

 

髪型の歴史について詳しく調べたことはありませんが、コロンブスがアメリカ大陸で見つけたパイナップルがヨーロッパで憧れの植物となり、それがためにパイナップルを模した食器や装飾品が多数つくられたということから類推すると、髪型やファッションへの影響も多いにあり得ることなのではないでしょうか。アントワネットは船まで頭に載せていたくらいでしたから(実際には軍艦の模型でしたか)、パイナップルくらいは載せていても全くおかしくないでしょう。

 

ちなみに、弊社では講演などで社会マインドとシンクロして変わりゆく 花きのトレンドについてご紹介しております。そのトレンドサイクルが連綿と続いていることの事例として、マリー・アントワネットのファッションや髪型も一例として取り上げています。そして時空を超えて、アントワネットの大いなる遺産であるかのようなスタイルを取り入れる現代の若者たちのファッションにもふれたりしています。トレンドをテーマに講演やセミナー等をご依頼いただいた場合は、このような話を含みますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

さすがにマリー・アントワネットまでは登場しませんが、花のトレンドサイクルを弊社『フラワービジネスノート2023』DATA20でわかりやすく図示していますので、ご利用いただければ幸いです。

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それではみなさま、ごきげんよう。

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