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歴史が証明!?チューリップの次に流行る植物はパイナップル!

2023.01.30

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

1600年代、オランダで起きたチューリップバブルが世界初のバブル経済と言われています。

なんだかこれで一気に園芸ブームが収束したような印象もありますが、チューリップバブル崩壊後も実は引き続きヨーロッパのお金持ちの間では園芸ブームが続きます。新大陸や熱帯からもたらされた植物を、遠く離れたヨーロッパの温室で育て開花させ、そのあとに結実したものを晩餐会のデザートして来客者に振舞うということもあったそうです。こればまさに富の象徴的な行為だったのです。

そのような文化、価値観の下、大人気だったのがパイナップル。ヨーロッパで熱帯植物を育て結実させることが難しいことから、自分の温室で育てたパイナップルを饗することは最高の贅沢な証だったとか。今でもアンティーク食器などにパイナップルをモチーフにした装飾があるのは、当時のパイナップルが高級品であったことをしめしているのだそうです。パイナップルは高すぎて買えなくてもお皿は買える。寒いヨーロッパで、熱帯の果実であるパイナップルは16世紀後半から長い間、高級品の位置づけであり、人々のあこがれの的だったのですね。

 

そのようなことを書籍『パイナップルの歴史』で知りました。なんとこの本によるとアメリカのケネディ大統領の結婚式のデザートの一つがパイナップルだったとか。ケネディ大統領とジャクリーン夫人のテーブルにパイナップルがある写真が掲載されていました。

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今花き市場流通ではチューリップが人気ですが、このパターンからすると、チューリップの次はパイナップルが流行るのではないだろうかと予測してみました。

背景とする文化が異なるから一筋縄ではいかないかもしれませんが。

 

チューリップの人気具合は、『フラワービジネスノート2023』のDATA17でご確認いただけます。それではみなさま、ごきげんよう。

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