OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ドラッグストアでの花き販売のゆくえ

2022.11.09

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

家の光が発行される月刊『地上』に、毎月花き流通に関するトレンドについて寄稿させていただいています。執筆時点でできるだけホットなトピックスをお届けしようと心がけてテーマをチョイスしています。

この月刊『地上』のテーマは花卉だけではなく農業全般。毎号とても面白くて、学ばせていただくことが多い雑誌です。

同紙で花卉と同様に「養豚」「青果」「穀類」などの欄があったり、農業マーケティングの視点から描かれるさまざまなコーナーがあるのですが、いずれも執筆者は高名な方ばかりで、「花卉」欄を当社が担当させていただくことに恐縮する次第です。

 

さて、現在の最新は12月号。流通ウォッチャーの目は、書籍も出して有名な農産物流通の専門家代田実さんのコラムが掲載されていますが、今回は「ドラッグストアで青果販売が好調な訳」について。このコラムを基に花きのドラッグストア販売についても考察してみます。

そのコラムでは、あるドラッグストアチェーン店での青果物販売が年々増加しているといいます。コロナ前から増加傾向にあり、過去5年間(2016年から2021年)で1.5倍にも伸びたと。理由は店舗が買い物空白地帯にあり利便性の点から、また調剤薬局の利用者が空き時間に青果物を購入するという高齢社会の行動様式の分析からのものと二つがあるようです。

 

これは全くもって花き産業についてもどうようで、花き販売が載っていけるパターンではないでしょうか。東京にいるとらゆるところにコンビニスーパードラッグストアがあり、1ブロック歩けば、もう次のコンビニ、あるいは1ブロックの中にコンビニとドラッグストアが併存して近場で競っているような状況ですが、ひとたび地方へ参りますと状況は大きく異なります。青果での成功事例という先輩の存在があるのですから、ドラッグストアでの花き販売にはぜひ取組みたいところです。

但し、ハードルがあって売り場には青果専門家不在であること。生花も然り。POPなどの情報提供が勝負を決めるところになりそうです。腕がなりますね。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

下記の小売チャネルの変化は『フラワービジネスノート2023』Data1「花き業界基礎データ」の右下をご覧くださいませ。25年間のうちでいかに小売チャネルの逆転現象が起きているか一目瞭然です。私どもはこれを花き業界における平成年間のパライムシフトと思っています。もしかすると、この小売チャネルにドラッグストアが台頭する日が来るかもしれません。

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