OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

切手が暗号化される日

2022.08.03

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

ある人に定期的に手紙を書いています。

今日はその手紙を書いて、投函する日でした。近年郵便料金が上がったことで、以前買った切手がそのまま使えず、10円切手や1円切手を組み合わせ、”封書狭し”とペタペタ切手を貼って投函しています。

その切手・・・実は「切手が買えない!」とぼやきに近いことを思っていたことがありました。郵便局が営業している時間帯は仕事中で買いに行けないし、お気に入りの記念切手がほしいけどコンビニでは定番しか売っていないし、郵便料金の改定で手持ちの切手と合わせて使うために1円切手が欲しくてあちこちコンビニをはしごするけど、たいていのコンビニでは1円切手を取り扱っておらず、2円からだったり。1円切手を取り扱っているコンビニさんは神々しく見えましたね。切手が買えないことで、投函が2-3日遅れることなんてしょっちゅうですよ。

そんな悩みを以前ブログに書いたかな~と思って探してみましたが、どうやら書きかけてお蔵入りしたようです。

 

だいぶ長い前説になりましたが、つまり、アタクシはまあまあ切手を使うのです。でも必要な時に買えなかったりすることがあるって話。

ところがフランスで切手がデジタル化して、ネットで買えるようになるというニュースが飛び込んできました。購入者はネット上で切手を購入すると、何桁かの長めの番号をもらって、それを封書に書くのだそうです。これが切手。数字で表すデジタル切手ですね。

ニュースのインタビューでは切手に描かれた女性マリアンヌ(共和国の象徴。自由、民主主義、理性を擬人化した女性だそうです)を惜しむ声が取り上げられ、温かみを感じない数字を封書に書いて送るなんて・・・みたいなコメントが取り上げられていましたが、全体に聞いてみれば恐らくは賛否両論でしょう。反対派ばかりでもないように思います。というのも、切手を買えずにブツブツぼやくほどの不便を感じることがあるくらいですから、デジタルで買えるという便利さとトレードオフであれば、それもまたヨシと思う人もいるでしょう。

あるいは、あえて数字切手による手紙をいち早く受け取りたい(送りたい)という人もいるかもしれませんし、その発展形で年賀状のようにその切手の番号がそのままロトになったりする可能性も将来的にはあるかもしれません。

 

その議論の前にアナログ型の書簡とデジタル切手がニーズとして共存するのかという問題もあるでしょうか。書簡は毎年減少傾向でしょうが、・・・さらには、きっとこのコロナ禍で、世界中どこでも加速度的に減少したのではないかと思いますが・・・現時点では、書簡がゼロにならない限りは、このニーズは共存するように思います。

 

フランスでのデジタル切手スタートは来年初頭からの予定だそうです。「欲しいときに買えない」問題は解決しそうなアイデアでした。

記事はこちら。アタクシはテレビニュースで拝見しました。

この記事によると、デジタル切手は数字ばかりではなく、アルファベットと数字のミックスですね。また、従来のスタンプがなくなるわけではなく、併行活用していくようです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

pagetop