OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

オンシの目覚め

2022.07.27

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

「オンシの目覚め」といっても、恩師ではなくオンシジウムです。目覚めということでもなく、次々と素晴らしい品種がマーケットに紹介されて覚醒しているというか、活性化していますねということでございました。

あー、最初に結論を言ってしまいました。

 

本日お伝えしたいことは以上です。とはいえ、まあせっかくですから写真も併せてご覧いただければと思います。現在ショーケースに展示されている翠光園芸さまのオンシジウムがすごいのです。オンシジウムと聞いて想像する花色、花型はどのようなものですか。黄色ですよね。黄色で何となくどれも花姿の印象は似たり寄ったり。ところが、「今!」大田市場のショーケースをご覧いただくと、そのイメージが覆されるのではないでしょうか。

 

こんな感じ↓これぜーんぶオンシジウム。遠巻きにみてもなんだか結構品種によって違いがあることがわかると思います。

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白とか黄色とか、レモンイエローとかオレンジ系とか茶系とか・・・※濃いピンクはバンダです。

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例えばこちらの「太陽の子」は”天使の羽根”が美しく、スポットレスとしてヒットしたアイテムです。

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一般的、且つ典型的なオンシジウムのイメージに近いかなと思います。

翠光園芸様の太陽の子について「さらに知りたい!」と衝動的に(じゃなくても)思われた方はこちらからどぞ!(泥油編集の産地ウンチク探検隊のページです)

オンシジウムとコケの知られざる共生関係や、アゴクイならぬ「クビクイ」で見分けるオンシジウムなど、オンシジウムの深ーい世界にあなたを誘います。(←大げさ)

 

こちらは「ダンスキング」。ここまではイメージの範囲内かもしれませんね。

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こちらは二回りくらい大きい花径と星形の花、斑模様が特徴的なイエローキャット。これもオンシジウム。

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似ていますが、少しライムがかった「ライムフェアリー」。花弁の細かなウェーブがエレガントな印象です。

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「ゴールデンアフタヌーン」。

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こちらは透き通るようにきれいな白いオンシジウム「白雪」。

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レモンイエローのような淡く爽やかな黄色の「エレナ」。

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オンシジウムの中でも大輪で存在感のある「ボブキャット」。

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「シャリーベイビーホワイト」。

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強めのオレンジ色が印象的な「ゴールデンサン」。証明の色が反射してオレンジなのではなく(多少あったとしても)、それ以上にオレンジオレンジしています。

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並べると左上のオレンジが「ゴールデンサン」。結構オレンジなんですよね。

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これらのランは、自然に生まれてきたわけではなく、どこかで(恐らくこの場合台湾の生産者さんや商社さんたちが)一生懸命時間をかけて開発して、選んで増やして、生産クオリティも上げてご出荷くださっているものと思います。ランですからなおさら市場デビューまで時間がかかっていることでしょう。つまり、私たちが目にするまでには積年のご尽力があってこそということをぜひ想像いただけるといいかなと思います。

 

オンシの覚醒ともいうべき豊かな品種展開に、こちらが目を覚ましてもらったような印象です。大田市場にお越しのついでがございましたら、ぜひご覧いただければ幸いです。

それではみなさま、ごきげんよう。

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