OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ラジオを100倍楽しくする方法

2022.07.26

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

いや~、昨日のNHKラジオでは、おすすめの花をご紹介しながらお話ししているはずのアタクシが、生放送でいきなり聴取側に回ったかのような錯覚に捉われながら楽しませていただきました。というのも、いつもと違ったのはスタジオでお勧めの花材を使ってアレンジメントに挑戦するとういこと。そして、今回は実況中継としてスポーツを中継するアナウンサーが参戦されたこと。←これが大きい。

 

そのスポーツ中継をされるアナウンサーが、スタジオでアンスリウムにチャレンジされるキャスターさんたちの手元や珍しい花(いや、業界人にとっては珍しくありませんよ全然。)について生バトル実況中継をされるのですが、もう「マイあさ!」という通常のニュースと情報番組の枠を超えてライブ感1000%盛りくらいなコーナーに大変身でした。

 

さすがですね。静の番組に血液を注入して、いきなり動の番組にしちゃう感じです。ほんの10分程度ですが。さすが恐れ入りました。こういうスポーツや格闘技にも通じるライブ感がラジオを100倍楽しくするのでしょう。

 

例えばどんな感じかというと、アレンジにチャレンジするキャスターさんがアンスリウムの丈を短く切りすぎて(短くっていってもホント問題ないくらいよ。ほんのちょっと)、苞の部分を花瓶の淵にチョコンとひっかけて生けて様子が、まるで「アンスリウムがお風呂に入っているようだ」とかおっしゃるわけですよ。こういう発想と表現、花の業界には新しく、また面白すぎて、トークに参戦していることを忘れて、つい聴き手になって笑ってしまいました。

 

アンスリウムの肉穂花序のところを「ヤングコーン」(!)、リューカデンドロンの苞葉がツボミを抱えるトップの部分を「ミョウガ」(!)なんていう例え(詳しくはradikoやらじるらじるの聴き逃し配信にてキャッチアップを!)は、花業界にどっぷり浸かった私たちとっては衝撃中の衝撃の喩えです。

 

アンスリウムのヤングコーンてなに?と思ったリスナーさんは、きっと気に情報受動型からお花屋さんにヤングコーンを探しに行く能動体験型に変わる可能性ありですね。

 

 

お花屋さんに「ヤングコーン」探しに行きたくなりませんか?

 

今回の放送に関連するツイッターはこちら↓NHKラジオ公式ツイッター

 

   

 

次回の花の放送は9月5日(月)です。次回もお楽しみに♪

 

こっから番宣↓・・・ ・・・ ・・・ ・・・
さて、もう一つ、一昨日7月24日の日曜日FMヨコハマの放送では、植物に関するこの夏おすすめの1冊をご紹介いたしました。

それは幕末日本を訪れ、つぶさに日本人と植物とのかかわりを観察して記録したロバート・フォーチュンのあの本です。シーボルトとかシュリーマンとかツンベルクとか幕末に日本を訪れた何人もの西欧人が日本を紹介しています。いずれのレポーターも当時の日本文化が奇異に映って仕方ない的なことを書いています。混浴とかね。それもまた面白いのですが、とりわけフォーチュンは私の感覚の中では、最もよく日本の文化に理解を示していて、またそれが彼自身の内面の豊かさも物語っているなーという印象です。翻訳が上手なせいもあるのか、文字面を読んでいるにもかかわらず、まるで映画を見ているように情景が目に浮かびます。どうしても欲しいキクが横浜のある人のお庭にあって、すごい大切にしているだろうからもらえないだろうなーって思っていたら、おうちの人とジェスチャーでお話して、お金を払うって言ったら気持ちよくくれたよというストーリーとかね。

 

そして、7月31日の放送では「恐竜と植物のただならぬ進化の関係」についてお話いたします。今週末7月29日にはお待ちかねの恐竜映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」が公開予定です。詳しかないが恐竜好きの泥油にとってはこれは本当に楽しみです。

ということで、この映画の公開にちなみ恐竜と植物の関係について取り上げたわけです。スティーブン・スピルバーグ監督によって描かれたジュラシックシリーズの最初の映画「ジュラシック・パーク」をご覧になった方も多いと思います。そこでトリケラトプスが何かに当たって中毒を起こして、瞳孔を開いたまま横たわっているシーンがあります。そのシーンに一歩踏み込み、なぜ植物中毒を起こしたのかについてパーソナリティの朝海ルナさんとお話を展開します。

 

こちらも夏のトークとして楽しみにしていただけますと幸いです。

 

それではみなさま、暑いのはなかなか体に応えますが、くれぐれもご自愛の上お過ごしくださいませ。

長い時間、ハウス内や炎天下でお仕事される生産者さまにおかれましても、熱中症に何卒ご注意くださいね。

ごきげんよう。

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