OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

北米との物価格差と円安で花きの輸出にチャンスあり?

2022.07.04

こんにちは。7月4日の花研ひろばです。

 

書いておいて7月4日に公開しそびれていることに気づきました。遅くなりすみません。

さて、アメリカのガソリン代が上がっているという報道があり(もちろんアメリカだけではありませんが)、アメリカにおける様々な商品価格をネットサイトからチラ見していました。

日本レストラン大戸屋さんのホッケ焼き定食が27ドル。(大戸屋さんのサイトより公開された情報です。27ドルというと3600-3700円くらい。円安なのでなおさら高いですね。プレート上のメニューが全く同じかわかりませんが、日本ではホッケ定食980円税込み。)

 

花の値段は、父の日ブーケ44.99ドル(6800円くらい)。内容はヒマワリ2本SPマム(黄色)2本、SPマム(グリーン)2本、スターチス1本、季節の添え花と季節のグリーンという構成。ミディアムサイズ、花束直径20cmくらいでしょうか。1-800flowersの父の日ブーケのSサイズです(販売サイトより)。SPマムは枝をかいて分けて使っているかもしれないのでより正確には1-2本、スターチスも枝をかいて使っています。デザインはラウンドスタイルでした。
すると、本数からすると多いと10本ぐらい、少ないと8本ぐらいで構成されています。日本からするとやや高め、2-3倍くらいかという印象ですが、かたや大戸屋のホッケ焼きは3倍以上の感覚なので、生花以上に価格の開きを感じます。日本の食文化まるごとですから、そのくらいの差はあっても自然なことかもしれません。

まあ30年GDPがほとんど上がっていない日本と、2倍以上に上がった米国とでは物価水準を比べて見ればこのような差も必然なのだろうと得心しているつもりですが、円安を味方につけて他国との花き小売価格が日本と差が広がれば、花きの輸出するチャンスは拡大するのでしょうか。

 

それではみなさま、ごごきげんよう。

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