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シンデレラフィットについて

2022.05.19

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

今日のコラムにたいした中身はありません。いつもか・・・?

「シンデレラフィット」という概念とボキャブラリーを忘れないようにするため、ここに掲げさせていただきました。
シンデレラフィットとは、シンデレラの靴がぴったりだったというグリム童話から派生した言葉で、収納スペースにものがぴったりときれいに収まった状態をいいます。
メーカーの違う商品、収納ツール同士であってもピタリと収まったときなどは感動するほどですよね。
そもそもは衣服や靴が身体にぴったりと合う様子を表すアパレル業界の用語だったそうですが、片付けや収納のノウハウが注目されるようになってから、徐々収納の時に使われるようになったようです。

もしかすると、トラックに箱を積んだ時にピタッと収まった時にも使っていいのではないかと思います。物流業界では複数の大きさの容器などが利用されますが、一番大きなサイズが他のより小さいサイズの公倍数的なサイズになるように大きさを設計されていたりします。公倍数ですから例えば最大の箱が1m×1mなら次のサイズが50cm×1mでちょうど半分にしておき、より小さい箱は25cm×25cmにしておく、というような塩梅です。「モジュール化」と言ったりもします。
こういうのは事前に決めておくのでぴったりとはまりますが、前述のように申し合わせが無くてもぴったりはまる、はめる収納の達人や、はまるような什器を供給するメーカーも多数あり、日本中がシンデレラフィット状態なのです。

さて、花き業界ですが、繁忙期にトラックに箱を上手に積みつけるドライバーの方などを見かけると本当にうまいなあと思います。同じ荷物でも積みきれるお方とそうでもない場合とがあると、トラック一台分の差が出ますから、これは重要なスキルなのです。これも一つのシンデレラフィット技術と言えるでしょうか。上手な方はトラックの荷積みスキルが「シンデレラ級」と表現されたりして。

そういえば京極夏彦という作家がいますが、大変な蔵書家で、さらには本の収納が大変上手な方らしいです。収納が上手スして、引っ越しのときに引っ越し業者の方が蔵書量を大幅に見誤ったということがあったそうです。プロが見誤るぐらい家中の隙間(?)という隙間に本をしまい込んでいたのでしょう。引っ越しのプロ中のプロが見積もりを取りますので、普通はそうそう見誤ることがないそうですが、京極先生のケースでは段ボール箱にして100箱もの違いがあったとか・・・。恐るべしシンデレラフィット。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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