OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

花瓶需要と3Dプリンタ花瓶について

2022.05.05

こんにちは。みんなの花研広場です。

 

昨今の花瓶需要の高まりなどから、昨年とあるイベントで開催されたコンペに出品するために3Dプリンタ花瓶を作成しました。

3Dデータは自分で作成するのはなかなか難しいのですが、小学生向けの3Dモデリングソフトなどを使うと直感的に作成できます。また、著作権フリーのデータもあります。

 

昨年取り組んだ3Dモデルには、著作権フリーで提供されている縄文土器(火炎式土器)のデータを使いました。更にプリンティングは自力では難しかったので、外部の方にお願いしました。そうなんです。私は全くなにもしていない、頼んだだけということでした。アイディアをひねり出すだけで制作と実現はそれぞれプロにお任せでした。

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縄文土器は非常に複雑なデータだったのですが、プロの方にお願いしたところ、とてもきれい完成しました。データが複雑ですと、3Dプリンターの性能やセッティングなどの影響があり、だれもがきれいに立体データを完成できるわけではありません。

 

この後に続きがあります。完成だあぁ!と喜んでいたのですが、一つ忘れていたことがありました。

3Dプリンティングする機械は、積層といって薄ーい樹脂を積み重ねるようにして立体モデルを作ります。そのため実は、目に見えないほどの小さな隙間ができることがあります。つまり、花瓶として使用するために水を入れると、その隙間から水が染み出す場合があるのです。表面を防水処理すればそれでOKではありますが、それに気づきませんでした。使ってみて初めてその染み出し現象に気づき、まあ最初は理由もわからず慌てました(笑)
花瓶需要がまだまだ高まりますが、3Dプリンターで花瓶を作るときはちょっと留意できるといいかもしれません。

先日、あるニュースでLOFTで3Dプリンターで作成した個性的な鉢カバーを販売しているということを紹介していたので、花瓶や鉢カバーの個性化も進むものと思います。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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