OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

春菊や小松菜の水あげ

2022.04.19

こんにちは。泥油育子です。

 

季節柄、葉物野菜を生でいただくことが増えたように思います。気温が上がったために生サラダが食卓に上がる機会が増えたというだけなのですが、今日は「野菜の水あげ」について。個人的にそうしているというだけなので、正しいかどうかは棚のうんと高い所に上げて進めさせていただきます。どちらかというと「花きに学ぶ亜流」×「節約精神あふれた我流」のつぶやきくらいに思っていただければと思います。(※野菜の鮮度管理については野菜の専門家にお尋ねくださいませ~。)

 

さて、泥油的野菜の水あげを説明しますと、購入してきた葉物野菜はフィトケミカル(ポリフェノールなど)でいずれも切り口が若干変色しますね。茎下1-2ミリ(家計のためにできるだけ薄く!)を切り落して、水を入れた筒状の入れ物に立てて冷蔵庫に保管します。上部は新聞紙で巻いたり、簡易的にビニール袋をかぶせたりして蒸散を防いでいますが(邪道かもしれません。しつこくてすみませんが個人的な習慣です・笑)

サニーレタス、春菊、小松菜、水菜、ルッコラ、クレソン、など、セロリ、パセリ葉菜類はなんでもです。しまいには、レタスやキャベツなどの結球系もVの字に開いた容器を活用し同じように保存しちゃいます。結球野菜は芯に楊枝を3本挿して生長を止めるといいとあちこちで見聞きしますが、楊枝を刺すのが大変そうなのと、野菜によって取り扱い方法をあれこれ変えるのがややこしいので、基本全部水あげ方式で行きます(完全我流です)。なんなら、ブロッコリーやカリフタワーもこの方式で行きます。(ここまでくると、ただのものぐさか)

 

いやでもね、これが個人的体験から申し上げますと、なかなか鮮度保持には効果的なのですよ。これ、いつ買ったんだっけ?ってくらい使うのを忘れていても葉も茎もぴんと張りがあります。もちろん、器の水も定期的に取り換えますし、その度に茎下は切り落とします(1ミリ程度ね・笑)。見切り品としてカートの上にまとめられているものでも、商品状態を見て判断して買うのですが、水あげをしておくとカートの上にくたびれて置かれていた姿が信じられないほどに元気になり、そのあとも結構日持ちするもので、「世紀の買い物をした!」と嬉しくなってしまうのです。ま、世紀の~といいつつ、しょっちゅうですが・・・笑

 

んじゃあ、水を頻繁に取り換え、下切りしてなんて花き取り扱いと同じだから、水あげをさらによくするために、切り花栄養剤や水あげ促進剤を使ったらいいのではないかと思ったりしませんか?

しませんね。

しないかもしれませんが、思ったとして次に進みますと、花きの水あげに多大なる効果をはっきりする切り花栄養剤や水あげ促進剤は、食用の葉物には使わないほうがいいと思います。なぜならそれらの栄養剤は観賞用花きのために開発されたもので、食べることは想定せずに作られているからです。それらを使わなくても十分水が上がりますので、水をあげて速やかに食すのがいいと思いましたよ。う~ん、だから食用の水あげ促進剤や栄養剤が開発されたらいいのかな。泥油的にはぜひと思いますが、みなさまは開発されたら使うでしょうか。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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