OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

母の日のカタログを見て思ったこと

2022.03.02

昨日の小欄をアップした後に業界の某超重鎮先生からご指導いただき、その情報を最後に追記いたしました。バラの栽培に年間どのくらいの水が必要で、降水量とのバランスで循環型になっているかどうか、検証した内容を掲載しております。よろしければ、ご覧いただけますと幸いです。

 

さて、今日の本題はボンソワール桐生から。

3月に入りまして、母の日のカタログの配布がいよいよ本格的に始まっています。花研でもいくつか収集し始めました。皆さまもチェックされているでしょうか。いやいや、イマドキは即スマホでネット検索という方も大勢いらっしゃるかと思います。

 

今日は紙媒体のカタログを見て少し思ったことを書きます。

花研では毎年紙カタログの収集や店頭調査を行っており、今年も紙カタログを収集始めたところです。色味や商品の傾向もありますが、もう一つ興味深いこととしてはQRコードがかなり増えた問うことでしょうか。以前から活用している方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、明らかにどのカタログもQRコードを、しかもそれぞれの商品ごとのQRコードを印刷するようになったのは、案外最近のことではないかと思います。

手元にある過去カタログを見ると・・・
2020年:QRコードの利用がはっきりと増えたかと思います。
2021年:大概のカタログに掲載されています。
2022年:今年ですが、収集中ですのでどれぐらいQRコードが利用されているのか・・・想像では90%以上ついていると思います。

ひとまず集めたカタログ2件を見ると、1件は掲載商品それぞれ個別にQRコードが付いています。掲載しているのは写真なのかQRコードなのかというくらいすべてです。それだけ短時間の印象で商品購入を決める方が大勢いると見越しているのでしょう。

 

カタログで商品を見て、その場ですぐ直ぐに選択するという行動パターンを予想したことのように思います。このようなカタログ作りの変化からしても、購買に至るまでのマーケティングプロセスがどんどんと短くなっているように感じています。※脳内ではわかりませんが、行動履歴として残るという意味です。

 

小売店を見て周って商品を購入という場合にはAIDMA(アテンション、インタレスト、デザイア、メモリー、アクション)というモデルだと教科書に書いてあり、ネットになってAISAS (アテンション、インタレスト、サーチ、アクション、シェア)というプロセスに替わる。さらにはこれがQRコードの乱発で、Search Action Share のSASぐらいに短縮された感じになった気がします。いずれにしても消費者の購買行動の変化を事例を収集し分析してみたいと思います。きっと、このQRコード活用の普及は、コロナ蔓延が大きく影響しているように思います。広告も売り場もリアルからネット内に誘導している動きの一つだと分析しています。

それではみなさま、ごきげんよう。

 

 

【母の日の商品広告にQRコードを活用した例】

2021年の母の日に向け生花店店頭に掲示されていた広告。2軒別々のお店です。

実はこの2軒、緊急事態宣言下でお店は締めていました。しかし、お店のガラス戸にこのように広告を掲示。一つの広告には商品別にQRコードが付いていて、もう一つはお店で一つのQR。サイト内に誘導できるようになっています。

IMG_5829 IMG_5840

pagetop