OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

上伊那農協さんのポスターはかっこいいのです

2022.03.22

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

上伊那農協さんの商品展示を見ていたら、ポスターを配布していました。なんと、フェンシングフルーレの日本代表である西藤(さいとう)選手が登場しているではありませんか!

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しかも写真がいいですね。

ポスター中段に、フェンシングの技であるアタックが決まる瞬間を捉えた貴重なショットが掲載されています。

フェンシングの中でも、公式には3つの競技があります。フルーレ、エペ、サーブルで、それぞれにルールや有効面、使用する剣などが異なります。写真の競技はフルーレ。

剣の先端にスイッチがあり、銀色とか金色のチョッキのような部分を剣先で突きます。すると判定機のセンサー回路が、ランプを点灯させるとともにブザー音を鳴らすことで有効な打突があったことを知らせてくれます。銀色のチョッキ以外の部分を突きますとセンサーは違う色のランプを点灯させて打突が無効であることを知らせてくれます。

 

とはいえセンサーの点灯色だけでは判断がつかないことがあります。そこは審判員が判断します。両方の選手の打突時間差があまりない場合には両方のランプが点灯するように設計されているからです。打突に至る選手同士の動作分析を目視で行い、どちらが有効な打突となるのかは審判員が選手の動作解析に基づき判定するのです。これを「フレーズを取っていた」という言い方をします。

フレーズとは優先権という意味。審査員がその判断を下したときには、最終動作に至るまでの重要な過程を説明します。A選手がこうしてBがこうして、それに対してAがこうしたからAの打突が有効・・・という具合です。これを身振りをつけて説明するのです。

簡単に言えば最後に攻めていたのはこっちとジェスチャーと解説して判定する。審判にとってもこれがなかなか難しいことです。選手は常に動いていますし、剣も高速。肉眼で瞬時にフレーズの判定をすることは相当なエキスパート審判員でなければできません。選手の抱く感触と違うともめることもあります。

最近では、テニスのプロの試合などのように選手からの求めに応じてビデオ判定による再審もあります。とはいえ剣先は相手を突いた瞬間すら普通のカメラではほとんど見えないほどの高速ゆえ、体や腕の動作の開始としてどちらが早かったのか、また動作は連続して行われているのかなどからフレーズを判断していきます。

 

などなどここでは解説をしてみたつもりですがなんのこっちゃと思われるかと思います。

フェンシング業界はただいま試合をどう判り易く伝えるかを課題として、様々なDX化を試行中です。毎年面白くなるでしょう。お楽しみに。

そんなことを上伊那さんのポスターから思いました。花のポスターにスポーツのワンシーンが使われるのは印象的でいいですね。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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