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オマーンで花き生産研究開始 ロシアでの花き生産は?

2022.02.21

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

オマーンの花き生産の記事から。

オマーンと聞いてすぐにその位置がぱっと頭に浮かぶでしょうか。およそのところはわかっても、国境のない地図の上で正しく差し示せるか自信がありません。地図で確認すると、ペルシャ湾の入り口近く、外洋に面したところです。外務省のHPによると在留邦人は120人前後。

中東エリアにおける農産物生産というと、植物工場でフレッシュな葉物野菜をスタートアップ企業が活躍という記事が多かった印象です。それが、なんと2月15日のニュースによれば、研究機関でグラジオラスの生産研究を開始したのだそうです。

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暖かい地域では、グラジオラスは比較的取組やすい植物であることから(ケースバイケースでしょうが)、花き生産導入検討時にはしばし登場すると聞いたことがあります。実際に自分で育ててみると、日本では球根を植えるだけである程度伸びて花は咲きます(自宅でやるとひょろひょろのへなへなですが)。オマーンは水が少なく、水分管理がしやすいので、固く締まったグラジオラスになるのでしょうかねー。
脱線しますが、海外の花きニュースではロシアでのバラ切花生産のニュースが時々報じられていましたが、鉢物のバラの生産もあるようです。

ロシアではバラの需要が高いのですね。これまで生産がなかったとところでも生産振興が進んでいる感じです。

これまた場所は離れてオーストラリアでも、国内での花き生産が注目されているようです。コロナによる物流の影響でより、近い地域で生産する動きという短期的なことに加え、花卉の鑑賞がQOLの向上に貢献するという世界的な認識の浸透があり、中期的にも注目しているようです。

コーヒーベルト地帯以外で花き生産の話題が増えているという見方もありかもしれません。このような世界的な現象は、多様性と理解すればいいのでしょうか。もう少し事例を集め、近いうちに考えをまとめてみたいと思います。

それではみなさま、ごきげんよう。

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