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ネタバレあるかな・・・こんな花があったらいいなと思う花研ブロガー2号の自由すぎる独白 6月10日バージョン

2021.06.10

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

チョイチョイこのブログでトレンドの潮目が来ていることを個人的な認識の範囲でご紹介していますが、最近その新しい傾向がさらに波及し、ますます広い層で新しい要素が取り入れられた花束や投げ入れのスタイルになっているように思います。毎朝思います。毎朝ですよ。

 

そのデザインが広がるにつれ、必要とされる花材も必然的に変わってきますね。

色や質感については今日は言及しません。形だけ言えば、縦ラインを描くもの、横から見てふんわりとした柔和な曲線を描くもの、線の集合でフォルムを構成するものなんかがいいですね。いいように思います。花穂が大きくても(長くても)いいです。細くてもいいです。(実はこれは2012-2013年くらいから講演・セミナー等でお伝えしているのですが、今はさらに引き合いが強まったように感じています。感じているだけですが。データが示しているかどうかは別問題)

 

例えばランであれば、「間隔を空けながら」いくつか花を付ける方がいいですね。「密」じゃなくて、風通しがいい感じに花が付くもの。スッカスカでいいんです。花のトレンドも密回避傾向ですよ。花弁が細くてもいいと思います。

あるいは葉物・グリーン系であれば、線の集合体がいいですね。線の集合で縦にモショモショ感を出していてもいいように思います。

 

さて、業務で台湾を訪れたとき(・・・つまりコロナ禍以前ですね)、レストランの中庭に咲いていたこんな花を見つけました。

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これいいですね。切花になったら結構人気が出るのではないでしょうか。

紫色の星形に広がる部分はガクのようです。傷がつきにくく長持ちします。青みを帯びたはっきりとした発色もいいでですね。木本性のようですから成長は遅いかもしれません。熱帯アメリカ原産のクマツヅラ科の低木でサンドペーパー・バイン(紙やすりみたいなつる性植物ってことかな。葉の表面が少しザラついているからかも??)というニックネームがあるそうです。学名はPetrea volubilis

鉢物での流通があるのかどうかわかりませんが、調べますと国内でも公園などに植えられていることがあるようです。少なくとも切花では国内流通で見かけたことはありません。切花流通がないところを見ると、営利生産に向かないのかもしれません。露地栽培でしょうし、本州の冬が越えられないとか、あるいは規格が揃わないという可能性も高いですね。もちろん輸入でもいいのですが、このような類の形状では輸送コストが合わないという可能性も出てきます。

紫色のほかに白っぽい品種もあるようですし、以前東南アジアで似たような形のグリーンやピンクを見たことがあります。植物的に同じ分類なのかどうか、今となってはわかりません。

 

こんな切花が流通しているといいなと思ったというご紹介でした。生産・出荷都合はあまり考慮していません”(-“”-)”

何を申し上げたいかと言いますと、特に何もありません。独り言です。

ただ、以前生産が盛んで今は生産をやめてしまった人が多いという品目の中にも、今なら受け入れられるものがあるかもしれませんね。な~んていう話を講演やセミナーに読んでいただくとなぜそんなことになるのか感性工学理論を元にご紹介させていただいたりすることもあります。

 

あります・・・ありますが、このブログではすべて個人的な見解です( ;∀;)

責任取りません(笑)

コンサルでお手伝いさせていただく機会以外の独白は、戯言くらいに読み流してください。

卸売市場のおすすめ品種や皆様のお取引先様が作付け品種としておすすめするものとは異なるかもしれませんので、その場合は皆様のお取引先様のアドバイスを優先してくださいますようお願い申し上げます。

 

ということで、んじゃあ実際の取引はどうなのか、フラワービジネスノートがこっそりあなたに教えてくれます。

「DATA12 切花成長分析マップ」をご参照ください。

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う~ん、今日はやたらまどろっこしい表現になってしまいました。歯切れ悪いな~・・・

それではみなさま、ごきげんよう。

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