OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

こんな花瓶をたくさんみました 仲卸さんにて

2021.06.02

こんにちは。B桐生です。B級ではありません。ボンソワールのBです。

 

さて、毎週欠かさず宇田花づくり研究所代表の宇田明先生のブログを読んでいます。「宇田のまだまだ言います」というブログで大変興味深く、参考になります。

今週は、園芸需要について考察されています。先生のブログから引用させていただくと、2020年にプチ園芸ブームがあり、苗ものと資材(ポットや土)を購入した。今年の支出金額が今のところ伸びているのは、2020年に買ったポットやトレーがあるので、また花や苗を購入しているのだろうというご指摘でした。手元にプランターなどがあるから、それを無駄にしないよう何かを購入するという思考パターンがあるのではないかとおっしゃっています。

 

確かに、庭の片隅に空っぽのプランターがあるとなんだか使わないのも忍びないところですから、その発想はあると思いました。とりわけ、天気が良い日が続く今どきはなにか植えなくちゃという切迫感にさえかられます。

さて、そんなことを自分でも思いながら大田市場場内の資材問屋さんを見ていましたら、ちょうど花瓶を特集して置いていた店舗がありました。花瓶にも形やデザインのトレンドがあると思います。20年から10年ぐらい前は、場内の問屋さんで花瓶を購入しようと展示品を見ると、ストレートのシリンダー型の花瓶が多かったように思います。最近はどういうデザインかと言えば、図のようです。口がつぼまった形です。この口がつぼまった形に花を活けるとそれほど花茎はあちこちに広がることはありません。割と縦に流れる直線を活かすような感じになります。また、花も少量でいいかもしれませんし、一枝でもいいかもしれません。たくさん花や枝物を買わなくてもインテリア空間で存在感の出せるようなデザインになってきているのか、あるいはタテラインを活かすような花瓶が増えてきているのかな。そんなことを思いました。

 

少なくともラウンドブーケとは違う感じです。こういう花瓶が流行ったときにどういう花がいいのか、やはりそれぞれがその時代に多く出回る花瓶を入手し、一度は活けてみないとね、なんてことを思いました。ラウンドブーケがO型とすれば、この本数が少ない中でいける花のデザインはあるアルファベットで示せると思います。これがO型に取って替わる新しいトレンドのキーデザインになるのではないかと予想しています。

 

【追】花瓶はそもそも海外から輸入される製品が多いのです。オランダなどの花き関係サイトを見ても花瓶形状は同型です。口がつぼまった感じです。つまり世界は同時に同質化しつつある。SNSの普及も影響しているでしょう。全部ではありませんが、そういうことは世界中の花きトレンドに影響していると思われます。

 

洗いにくいんですけどね💦口がつぼまった花瓶て。

 

↓作・B桐

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フラワービジネスノートは2021年版からA5サイズを採用し、どちらかというとユニバーサルデザインに統一化されつつあります。

使いやすいと思いますので是非ご利用くださいませ。

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それではみなさま、ごきげんよう。

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