OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

グローカルにいくとサプライチェーンが強固になり、地域の商品ブランドが強くなるんじゃないかなあ

2020.07.23

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

雨にコロナに、もやもやっとした毎日がまだまだ続く毎日です。

各地の皆様におかれましてはコロナが大都市で増えたり小康状態になったり、なかなかこころ休まるところがない毎日かと思います。
わたくしども地方へ出向く仕事が休止状態ではありますが、WEB会議などを通して各地の情勢を伺っている次第です。花の需要は各地若干の違いがありますが、業務需要の落ち込みはありますが家庭需要が一定であるというのは皆さんご承知の通りかと思います。
 

それからもう一つの傾向としては、地域ごとのサプライチェーンが強固になっているというものです。これは各地で開催されている花き消費啓蒙活動がきっかけとなっているものです。今までも地域の生花店さんらに花を供給するのは地域の卸売市場が主体であり、サプライチェーンの川上と川下として関係性はあったのです。この度のコロナ禍で販売促進PR活動を共同で行う地域が多いと思いますが、そのことが地域のサプライチェーンを強固にしているようです。何か新しい動きが各地しやすいそういう関係が続々と生まれているようです。
 

グローカルという言葉があります。グローバル(世界的な視点、規模の)+ローカル(地域的な)を合わせた造語で、ローカル発の商品をグローバルに販売するという意味合いです。気仙沼ニッティングのように、気仙沼の人たちが一つ一つ手作りしたニット商品をオンラインなどを使い全国に提供する、これぞグローカルな取り組みです。このような動きが花きでも出てきそうです。地域の名産品花きを地域生花店が積極的に販売することで、地域ブランドが強固になると思います。旅をしたくなる、そういうきっかけにもいいですね。
 

私の勝手な印象ですと、例えば豊橋はデルフィニウムの大産地ですが、そういう業界内だけの産地ブランドが消費者にも浸透するような気がします。世界にも発信されることでグローカルなブランドになれるんじゃないか、この厳しさをきっかけにできるんじゃなかろうか、そう思う次第です。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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