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山怪とはゲゲゲの鬼太郎のような妖怪話ではなく、実際に私たちの周りで起こりうるノンフィクションであった<後編>

2019.08.21

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

1日分のブログとしては長くなりすぎてしまいましたので、2日に分けました。すみません。

昨日の続きです。

当ブログでご紹介させていただいた『山怪』という書籍を読んでいましたら、南会津のユリ育種・生産の月田禮次郎さまのお話が紹介されていたというところから。

どのような体験かというと、ある日、山に入ると人気のないところに突如として大振りなごはん茶碗に山盛りにご飯が盛られて置いてあったというのです。

それを見て、得体の知れない恐怖を感じたと月田さんは言います。

 

すると今度は3日ほど経つと、その場所からお茶碗はなくなっていて、今度は月田さんの農園の裏の山手にそのお茶碗が移動していたのだといいます。しかも今度はごはんがなくなって、空のお茶碗だったのだそう。

(詳細は『山怪』をご覧ください)

読んでいるだけでも背筋が凍るような思いです。

 

ほかの方の体験談として、ブナカノカ(キノコの一種)の群生を見つけて、リュックがパンパンになるまで収穫して背負って帰るつもりが、途中で歩けなくなるほど様子がおかしくなり、奥さんが救急隊を呼びに行きました。救急隊を連れて戻ってくると、「体が全然動かない」と言っていたはずのご主人がそこにはいない。ブナカノカの群生地まで行ってみると、そこでご主人がほほ笑むように横たわり、ブナカノカに囲まれて亡くなっていたという話。なんともお話をうかがっただけでは説明のつかない現象ではありませんか。

 

きっと日頃お取引をしていただいている生産者さまの中でも、説明のつかない怪奇現象を経験した方は多いのでしょうね。

そういえば、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で迷い込んであちらの世界に足を踏み入れてしまうのも、入口は山の中でしたね。子どもの頃にお世話になった「まんが日本むかしばなし」も山の話が多かった印象です。

コンクリートジャングルに長く身を置いていると感覚が鈍くなり、目に見えるもや科学で説明できるもの以外を信じにくくなってしまうように思いますが、山には山を守る神がいて、また冥界、あるいは異界への入口がところどころにあるのかもしれません。

・・・海外の山で生活する人もそんな経験をすることがあるのでしょうか。機会があれば聞いてみたいと思います。

『山怪』のようなご経験のある方は、是非お話を聞かせてくださいませ。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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