OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

バラの香気成分にスズメバチ忌避効果

2018.03.23

春を迎えると気持ちが上がりますが(個人的にはです。冬が苦手なので)、この危険度も上がります。

スズメバチです。bug_suzumebachi

ハチ刺傷による死亡事故は、2016年19件、2015年23件、2014年14件、2013件23件と、決して少なくありません。多くはスズメバチだそうで、なんとも痛ましいことです。

 

ところがこの度、高知大学の教授金哲史先生がスズメバチの攻撃本能を一時的に失わせる化学物質の存在を発見されたとのニュース。

この物質は「2-フェニルエタノール」というもので、バラやサクラなど花の香りに含まれているのだそうです。スズメバチはこの化学物質を嫌うため、霧吹きでスズメバチにかけると人を刺すなどの攻撃行動をしなくなったばかりでなく、仲間が近づかなくなる効果も確認されたのだとか。

2-フェニルエタノールは花研にもサンプルがあり、ちょっと確認してしまいました。アタクシの攻撃性も緩和するかと思いまして・・・ということでもないのですが^ ^;

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確かにバラの芳香に含まれている香気成分であることは、素人の私でも感じ取ることができます。パパメイアンなどのダマスク系の香りやフルーティな香りに含まれているようです。

スズメバチによる死亡事故が少しでもなくなるよう、今後の実用化が期待されます。

この件に関するニュースはこちら。

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしください。

 

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