花研コーヒーブレイク

２０１６年の田んぼアートのテーマが「ドラゴンクエスト」に決定した埼玉県行田（ぎょうだ）市。いよいよ田植えの季節がやってきました。

前回のシンヤワールドでは春の花々が咲く田んぼの様子をお伝えしましたが、今回は田植え直前の水田の様子をお伝えします。

その前に、田んぼアートのキャンパスとなる水田に隣接した「古代蓮の里」へ。

行田市の古代蓮の里に関する情報はこちら。

前回訪れた時は新芽も出ていなかった古代蓮も青々とした葉を茂らせ、まだまだ生長中です。

ココでは、行田蓮（ぎょうだ・はす）を含む42種類の蓮を見ることができます。

行田蓮とは行田市の天然記念物にも指定されている古代蓮です。約1400-3000年前から形態を変えていません。公共施設の工事の際に、蓮のタネが掘削中の池で自然発芽したらしく、同時に出土した遺物などの放射性炭素年代測定から数千年前のものであることが分かったのだとか。蓮の世界も深いものなのですね。

蓮池に近づくとミントのような爽やかな香りが漂ってきます。実は、この香り、蓮の葉から揮発されているのです。蓮池を歩いていると、スーッとした清涼感に包まれます。

 

 

さて、蓮を鑑賞したところでいよいよ田植え前の水田の様子を上から見てみようと思います。水田横にはきちんと展望タワーがあります。

田植え直前の様子。一面に水が貼られています。うっすらとドラゴンクエストのタイトルやスライム（ドラクエに出てくるモンスター）の絵柄も確認できます。（写真ではわかりにくいのですが）

地上に降りると、水田一面がリボンとラインで緻密に区切られているのがわかります。

ここに色の違う稲を植え、穂が実る頃には見事なドラクエのアートが出現することでしょう。

田植えは今月の１１日(土)・１２日(日)に行われる予定です。楽しみですね。

 

 

◆行田市で出会った綺麗な風景

・・・水城公園(すいじょうこうえん)・・・

池の畔のベンチと風になびくシダレヤナギが昭和の趣を感じさせる古い公園。
夏には薄紫色のホテイアオイの花が隣の池を埋め尽くします。

 

・・・酒巻導水路(さかまきどうすいろ)・・・

桜の名所「酒巻導水路」で見つけた川と木が絶妙にマッチした光景。
夕焼け時はなんとなく哀愁を誘う風景が見られます。

 

・・・行田カントリーエレベーター・・・・

JAほくさいさまの穀物を貯蔵するの施設「カントリーエレベーター」もなんとなくドラクエのお城っぽい行田市。
遠くから見ると本当に白いお城のようです。ドラクエと行田市はなにかと縁があるのでしょうか。

 

それでは良い週末をお過ごしください。

 

＜む。＞