花研コーヒーブレイク
【謹賀新年】日本の門松ここにあり
2026.01.05
新年あけましておめでとうございます。
きっと2026年はAIを核とした技術革新が一層加速し、さまざまなデジタル基盤が統合・連携しながら、社会や産業における重要性をさらに高めていく年になると考えられています。花ビジネスにおいても例外ではなく、生産・流通・販売の各段階において、データや統計に基づいた意思決定が、これまで以上に求められる時代となるでしょう。
私たち花研は、そうした変化に対応し、皆さまの業務や課題解決に少しでもお役立ていただけるよう、「ここほれわんわん」をはじめとした各種サービスの充実に努めてまいります。ぜひ、花研のサービスを便利にご活用いただけますと幸いです。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
さて、2026年最初のブログは、「門松」のハナシから。
門松と言えば、海外の花きwebメディア『Thursd.』に日本の門松を紹介しているコラムがありましたよ。こちら。
『Thursd.』は、花業界の中でも比較的尖った視点で情報を発信しているメディアで、世界各国のプロフェッショナルが注目しています。きっと多くの方が、この門松の記事にも目を通されていることでしょう。
海外メディアを通して日本の文化が紹介されると、なぜか急に価値が上がったように思ってしまうのが日本人の性でしょうか。改めてその価値に気づかされるような感覚を覚える方も少なくないのではないでしょうか。いわゆる「逆輸入」に弱い、あるいは逆輸入をうまく活用してきたのが日本人とも言えそうです。
おもろいなあと思うところは、門松がサーキュラーな(循環型)アイテムとして紹介されているというポイントです。
記事では、門松を“環境循環に組み込まれた、日本の自然観に基づく伝統的な文化”として位置づけています。
・・・いまさらなーにをいっちょるのかねと斜に構えて読んでしまいますね。なんてったって江戸時代の日本人のサーキュラーエコノミーぶりを見たら、『Thursd.』の編集部は腰抜かしますよ。江戸時代の日本社会を見渡せば、資源循環を前提とした暮らしが当たり前のように成立していたのですから。
いわば、紛うことなきCO₂差し引きゼロの社会。詳しくは、石川英輔著『大江戸えころじー事情』をご参照くださいな。
さて、ハナシを門松に戻しましょう。
日本全国には、地域性や歴史を背景にした、実に多様で魅力的な門松があります。なかでも印象的なのが、伊達藩にルーツを持つ「仙台門松」です。現代的でシャープ、縦のラインを生かした造形は、伝統とデザイン性を見事に融合させています。
2025年12月に開催した『フラワーオブザイヤーOTA2025』の結果から花業界のトレンドを分析すれば、「ナチュラルテイスト」「縦ライン」、そして「地域性のある商品(地域資源の再活用)」が傾向が浮かび上がりました。その文脈で捉えると、仙台門松はまさに時代の流れと重なる存在と言えるでしょう。
実際に現地まで見に行きたいところですが、ミヤテレによる門松設置の様子の報道はこちらからご覧いただけます。
また、設置場所でもある伊達政宗公の墓所・瑞鳳殿の公式サイトもあわせてご紹介します。
日本の伝統文化は、単なる「昔ながらの風習」ではなく、現代の価値観や社会課題とも呼応しながら、今もなお更新され続けています。2026年も花を通じてそうした価値を見つめつつ伝えていければと考えています。
本年もみなさまのビジネスがますます繁栄されますことを心よりお祈り申し上げます。
花研一同










