花研コーヒーブレイク
昭和~平成歌謡の高まりに倣う
2025.08.28
花研の一研究員です。
このところ、昭和歌謡の高まりを感じた出来事が重なったので、メモしておこうと思います。
一つ目がNHKの「のど自慢」。ここ一年ぐらいNHK「のど自慢」が面白くて、ライブ放送をよく見ています。
日曜日にそうめんを茹でながら、キッチンに立ちながら耳の端で聴いて、知っている歌がかかると振り返って見るような感じです。この行動パターン自体がまた昭和っぽいのですが。
それはさておき、以前から気になっていたことがあります。出演する方々は中学生からご年配の方まで幅広い年齢層に渡り、毎回20組が登場するのですが、とりわけ昭和や平成歌謡曲をずいぶん若い人が歌うのです。中学生、高校生がライブでは知らないはずの歌を選ぶんですよ。きっと、いまの50代ぐらいの人が若いときに聴いていたくらいの歌です。最近の歌は、変調や転調が多かったり、1曲の中での音域が広かったりで、なかなか一般人に歌いこなすのが難しいからなのでしょうか。昭和のわかりやすくキャッチーなメロディラインが歌いやすいのかもしれません。
もう一つは盆踊りです。
先週末(8月23ー24日)、都内各所で盆踊り大会があったかと思います。私も大森の天祖神社で開催された盆踊りに行きました。大森駅前にある小規模な神社です。境内にやぐらを建て、盛大に盆踊り大会が開催されていました。
かかっていた曲が『ダンシング・ヒーロー』、『銀河鉄道999のテーマ』(ゴダイゴの歌の方です)など、これぞまさに昭和歌謡。盆踊り用に多少編曲されて、これに合わせて踊るんです。すごいレトロブーム。これらのレトロ楽曲と太鼓のリズムで、振り付けは炭坑節だったりするのですが、老いも若きも、日本人もそれ以外の人も同じように踊るワケ。
締めの曲は『チューチュートレイン』ですよ。これがまた大盛り上がり。ご先祖様にも楽しんでいただけたことでしょう。
このように大変身近なところで昭和~平成歌謡の盛り上がりを感じている次第です。
きっと歌謡曲ばかりではないとすれば、花きについても昭和~平成に盛り上がった品目品種や花の使い方が改めて注目されることってあるのではないでしょうか。カトレアを胸に挿すとか、赤いバラを口にくわえるとか・・・?昭和のコスプレをするにしたって、これらの花がなければ完成しないでしょうに。花きを売るチャンスはいろいろあるのかもしれませんね。
それではみなさま、ごきげんよう。
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