花研コーヒーブレイク
ヘビ、カメ、巨大カエル、ミミズ、ネズミ、トカゲ、クモ、ネコ、ネコ、ネコ
2025.07.02
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
気温も高くなり動植物の生命力が増すころです。大田市場の周りでは様々な生き物に出合うことがあります。
★ヘビ
長年大田市場に勤務していて、ヘビをここで見るのは初めて。頭部がないか潰れているかで・・・ぐへ~、凝視できない・・・美しく伸びるクビから下しか認識できず。青白く、長い長いヘビ。長いといってもアオダイショウほど長くなく、太くなく、スルスルッと美しく伸びる。色はアオダイショウより明るくきれいな感じ。もしかしたら観賞用の改良種か。となると飼いきれなくなった人が手放して、戦闘能力の低いまま放出されたヘビが、ネコか何かにやられてしまったか。
翌日には消えていたため、カラスにでも持っていかれたのかもしれない。
★カメ
薄暗くなった歩道をゆっくりと横切るカメ。どう見てもあのシルエットと歩き方はカメなんだな。
これまた飼いきれなくなった人が手放したか。
★巨大ヒキガエル
うげ~、負けた~・・・と敗北感を感じさせるほどの貫禄。のしのしと泰然と歩く姿に、まいりました、近づかないでくださいと心の中で叫んだ。胴回りの洋ナシっぷりったら、洋ナシを何倍も圧倒している。
この辺じゃフツーここまで育たんでしょ。じゃ、やっぱりリリース系か。
★ミミズ
もはや季節の風物詩。かわいそうなくらい干からびて、足の踏み場を選ぶくらい。次の踏み場までジャンプしなくちゃいけないんだから。土の中にはいられなかったのだろうか。水をかけたら復活するならかけてあげたいんだけど。
★ネズミ
ペタンコ。
間違えて車道に出ようものなら大変よ。この辺を走る車は大型車が多いからね。
動いているネズミもたくさん活動中のご様子。動きが速い。
★トカゲ、カナヘビ
昔は触れたけど、今は無理。人畜無害とはいえね。
つぶらなお目目が可愛らしい。
★クモ
ある朝、全長1.5-2cmくらいの茶色いクモが花研のパソコンディスプレイによじ登り、ちょろちょろしている。
アタクシの地元で「朝グモは懐に入れろ」というくらい朝見るクモは貴重で縁起もの。農業界では益虫されているので、殺傷は忍びない。特にお盆が近づくこの時期、精霊が乗り移っているかもなんてことすら考えてしまう。とはいえ、結構大きなクモがずっと目の前でチョロチョロしていたら、さすがに気になってね。
花研のEパートさんの地元は花研ブロガー2号のお隣で、文化も地続き。クモに対して同じような概念を持っていることがわかった。すると、Eパートさんがロート状に丸めた紙とA5サイズに畳んだ紙とで一瞬のうちにクモを確保。あまりにも華麗な捕獲劇に思わず拍手。外に逃がしてくれました。
ちなみに、『ロード・オブ・ザ・リング』の監督ピーター・ジャクソンは、「この世で一番苦手なものはクモだ」と語っています。最も恐ろしいものを描きたかったと、作中では主人公フロドが巨大なクモに刺され、失神してしまうシーンがある。監督自身の恐怖がにじみ出たような、強烈な描写になっている。
★ネコ1
真っ黒いネコが大田市場周辺にいて、なんだかあちこちでかわいがれている。帰り道に黒ネコを、撫でながら餌をやっている人がいた。大田市場の人ではないけど。
いずれにしても野良ネコなので、本当は餌付けしないでほしいんだけどな。
★ネコ2
大田市場花き部の2階の廊下入り口まで階段を駆け上がってきたネコ。
逆光の中で立ち止まり、じっとこちらを見つめている。どうやら誰かを追ってきたらしい。ネコの恩返しか。
★ネコ3
外出先から流通センター駅で降りて会社まで戻ってくるときに、ふと振り返ると茶色と白のマーブルネコ。餌でもくれると思って付いてきたのだろう。こんなのは日常茶飯事。
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このほかフェレットのようなものを見たこともあります。クモ、トカゲ、カナヘビ、ミミズ、ネズミはさておき、大田市場周辺は本来このような不自然に存在する生き物に出合える場所ではありません。こんなにいろいろな生態系が崩れるので、動物をリリースするのも餌付けもご遠慮いただきたいものです。
以上、2025年夏の「生き物語り」でした。
それではみなさま、ごきげんよう。