OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

2016-2017年はさらに暑い年になる!?

2015.09.15

英国の気象庁によると、来年、再来年の2年間は地球的な規模で最も暑い2年を迎える予測だそうです。

先日の日本で起きた台風・大雨による洪水、台湾で起きたスーパー台風による被害、また地球の反対側ブラジルでも深刻な洪水が発生、オーストラリアでも干ばつに大規模な山火事、カリフォルニアでは山火事に洪水、通常雨の少ないチリでも洪水が起きたりと、今まで経験したことのないような自然災害が世界各地で発生しています。

これらは大規模なエルニーニョ現象の発生によりもたらせているもの。エルニーニョの影響で海水温度が高くなり、台風などの嵐を大きくしてこのような結果になってしまうのだといいます。

太平洋地域には熱をもたらす一方、ヨーロッパでは夏は涼しく、冬も極端に寒く、乾燥した時期を迎えることになるのだとも。

また、とりわけ熱帯地方では深刻な洪水が増えるため、砂糖やコーヒーなどの熱帯における農産物の価格が上がるだろうと見込んでいます。

 

もう一つ、地球を温かくしている原因は、PDO指数と呼ばれる年平均気温の変化にあるのだいいます。これは10年規模で変動していて、今まではずっと涼しい局面で止まっていましたが、これから温かい局面に入り、世界中で気温が上昇するだろうとしています。

 

一方で気温を下げる大西洋数十年規模振動という別のファクターがあるのだそうです。これらのファクターが気温変動にどのように影響しているのか解明されていないところがあるにしても、全体的には地温はこれまでの最高記録(1961-1990年の平均より0.68℃高い)を出しており、海洋のトレンドとCO2の変化が相まって、これからも気温が上がっていくという予測です。

大きな変化が一度に起こるような気候変動のターニングポイントを迎えているため、世界各地での自然災害を引き起こしているのだということでした。

 

これからも暫く、ライフラインが分断される以上の自然災害に常に警戒していなくてはいけないとなると、少し厄介な気もします。

このような時の気象庁は国を問わず大変なことでしょう。

自然災害は自分のコントロールのきく範囲ではありません。できる限りその情報に耳を傾け、身の安全を図っていきたいものです。

 

 

英国気象庁発表の気象変動について詳しく知りたい方はこちら

 

pagetop