OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

1秒の差

2015.08.26

北京で開催されている世界陸上がとても熱いですね。

大して優れた運動神経を持たない私も、世界最高峰レベルの身体機能を見ているとさすがにテンションが上がってしまいます。勘違いかもしれませんが、なんだかテレビ画面を通して選手たちを見ている間は、時間に潤いすら感じてしまいます。人類の夢や憧れを抱く感情に近いのでしょうか。

陸上は、多くの場合(一部の種目は別として)器具を使わず、純粋に身体のみの能力を競うものです。走る・跳ぶ・投げるという点において人類最高の能力はいくばくかに世界を挙げて挑戦している姿そのものに見えてなりません。だからこそ、みなの興味を引くのかもしれません。

 

世界が注目する選手の一人、今回100メートル男子金メダルを獲得したウサイン・ボルト選手。ほかの選手たちとフィールドで一列に並ぶと、身体が一回りも二回りも体が大きく、身体的にも恵まれた方なんだなと実感。100メートル9秒79でした。

 

同じくジャマイカ出身で100メートル女子の金メダルを獲得したS-A・フレーザー・プライス選手。ボルト選手とは逆に、決勝の8人の中では最も小柄に見えました。

緑色に染めたドレッドヘアが目を引きますね。おでこにはヒマワリの花5輪を添えて、何ともかわいらしい出で立ちです。(できればアタシもやってみたい❤)

今回の記録は100メートル10秒76。

 

今回の記録を見るかぎり、男子と女子とでは1秒しか違わないのですね。100メートルという競技の中では1秒「も」と捉えるべきなのかもしれません。時速に換算すると、男子は33.457km/h、女子は36.772km/hですから、3km/h以上の差がある計算になります。身体能力の究極を追いかける世界で100メートルにおける男女の1秒は決して逆転することのない、とてつもなく大きいものなのだろうと思います。

 

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