花研コーヒーブレイク
フローラルデイリーより「中国における花き消費の変化」
2026.08.28
こんにちは。花研ブロガー1号です。
海外の花き情報といえば、日頃からよく読んでいるFloralDaily。
興味深い記事をいくつか取り上げます。今回はその一回目。
記事のタイトルは、「中国:七夕(Qixi)のバレンタインデーには、ますます多くの女性が自分用に花を買うようになった」です。
記事を読んでまず驚かされたのは、中国の花き市場の規模です。中国花卉協会によると、花き小売市場の規模は約5兆円に達しているとのことです。日本市場と比較すると、おおよそ5倍程度の規模になります。中国の人口は約14億人で日本の人口の約11.4倍。それを思えば、5倍と聞いてもそのくらいかと思われるかもしれませんが、マーケットサイズにして日本をはるかに凌駕していることに違いありません。
もちろん市場規模の大きさだけでも十分に驚きなのですが、それ以上に興味深いのは生活者の購買行動の変化です。記事によると、近年は女性が自分のために花を購入するケースが増えているそうです。日本でいうところの「ホームユース」拡大に近い現象といえるでしょう。
花は誰かから贈られるものというギフトというイメージが強い一方で、自分自身の楽しみや暮らしの質の向上のために購入する消費行動が広がっていることは注目に値します。中国市場は規模が大きいだけでなく、生活者の価値観や購買スタイルの変化のスピードも非常に速いように感じます。今後数年のうちに、欧州・北米・日本でみられるような「ウェルビーイング」や「日常生活の豊かさ」を意識した花の利用がさらに広がっていくのかもしれません。
そうなると、一層花きトレンドの同質化が起きるのではないかと思います。世界中のトレンドが似通ってきたとき、ニッチが減るのでしょうか。それともファッション業界のようにラグジュアリーブランドとファストファッションのような二極化になるのでしょうか。
日本の花き消費には地域ごとの異なる文化や風習があります。世界中から日本の地域性を面白がってくれる観光客が増加しています、地方のこんなネタもあんなネタも拾ってくれますね。花きについても日本らしさ、地方らしさが評価されるんじゃないかなと。
例をあげると、仙台の七夕や仙台門松は花き文化の一つだと思いますが、独自性があります。世界遺産となった和食とはつまり日本中に食の多様性が維持されていることなんですが花きにも同様のところがまだまだあるでしょう。ファッションと違い、花きマーケットを見るときにはもう一つの軸としてローカル文化の多様性があるのではないでしょうか、と思いましたよ。
それではみなさま、ごきげんよう。










