花研コーヒーブレイク
文学的文脈を感じるブーケ ”韻を生ける”
2026.03.25
花研の一研究員です。最近の歌謡曲はリズム感良く、韻を踏んだ名曲が多いですよね。韻を踏む額曲の本家はラップなのかもしれません。
韻とは同一、もしくは似た響きをもつ言葉を一定間隔に並べることですね。リズムを整えグルーブ感を増す効果があるそうです。
ミセスグリーンアップルとかの代表曲の歌詞をみると、本当にすごい発想だなというぐらい素敵な韻を踏んでいます。
かように世間一般では韻を踏むことが普通常識なのですから、これまた花の業界でも韻を踏んだブーケがあってもおかしくない。この発想に気が付いたのは花研の研究員2号でした。写真はコチョウランとクリスマスローズの両方を挿した花瓶です。

コチョウランとクリスマスローズは、全く種の異なる植物ですが雰囲気が似ている、あるいは花の構造が似ている(並べてみるとリズム感がある)、つまり韻を踏んでいるともとらえられます。(写真はちょっと見づらいのですが、コチョウランとクリスマスローズが隣り合わせになっていたりすると、韻を踏んでいる感じがよく伝わるのでした。今にもコロコロと転がりだして、音楽を奏でそうな雰囲気ですよ、まったく。)
このように花を生けるときも韻を踏んだ組み合わせがあるように思います。ライムブーケと呼びましょうか。できるだけ種が違うのだが、雰囲気が似ているというところに気が付いた組み合わせの方が高度だとしましょう。ですから菊とキク科の組み合わせはブーケとしてまとまりが良さそうですが、ライム業界ではややシビアな評点になります。
クシュクシュとしたカーネーションとフリンジ咲きのトルコギキョウもありそうな組み合わせなのでまあまあということになりますね。
グラジオラスとサンセベリアというのは良さそうですがちょっと韻がわかりにくいか。
・・・などとど勝手に設定した花業界の韻(形状雰囲気がにかよっているけど種は異なる)をベースに組み合わせを考えると、新しい夜明けが見えてくるかもしれませんね。今日は「歌謡曲における韻」「文学における韻」をスタートに、「韻を生ける」を考えてみました。
それではみなさま、ごきげんよう。










