OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

生活者マインドは「Longevity=長持ち」へ

2023.01.31

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

新年を迎えて既に31日が過ぎようとしています。大寒もあと3日。2月4日には立春を迎えます。春はもうすぐと思いたいところです。1月29日のFMヨコハマでは、厳しい寒さの中を明るい気持ちで過ごす新たな楽しみをご紹介しました。青い花をつけるちょっと珍しい球根植物についてご紹介したのですが、知名度の高いヒアシンスやムスカリではなく、さらに一歩踏み込み個人的にハマっている推しの植物についてでした。楽しみにが増えると寒さも緩和されるように思います。流通量も増えてきたので激レアまではいきませんので、収集する楽しみもあると思います。

 

さて、BS日テレの『インテリア通信』(毎週金曜日夜11時から11:30)という番組があります。番組主旨はインテリア業界で世界的な知名度が高く影響力のあるデザイナー、ブランド、業界の展示会などをフォローすることです。

先週の放送(1月27日)では「ルイゴースト(Louis Ghost)」という椅子が取り上げられていました。こちらはイタリアのカルテル(Kartell)というブランドが展開する商品で、ルイ15世の椅子を現代的なデザインによみがえらせたものなのだそうです。透明のポリカーボネート製のスケルトンデザイン、軽くて丈夫で長持ちということでした。番組の中でインテリアのトレンドについて、あるデザイナーがキーワードの一つはLongevity=長持ちと言っていました。デザインと商品品質、両方においてだそうです。「長持ち」というのは昨今では社会的なトレンドでありキーワードになっています。先ほどの家具はポリカーボネートですから生分解しませんが、末永く使えば環境負荷も少ないわけです。プラスチック製品にも色々な素材と性質があって、ポリカーボネートは特に耐久性が高く頑丈なので長持ちするようです。すると、プラスチックだから環境に悪いという解釈ばかりではないようにも思います。

 

花瓶でもポリカーボネート製の商品提案があります。とても丈夫で、落としても全然割れません。トンカチで叩くような衝撃を受けてもなんともありません。壊れないのは扱う人にとっても優しい商品に思います。取り扱いがイージーで、且つ商品寿命の長いものというのは、コスパもタイパも良く、今後ヒット商品を生み出すうえで一つの必要条件になっていくのではないでしょうか。

 

切花でLongevityといえば日持ちが長いことを示すワードです。切花の日持ち性は古くから研究されているテーマで、その追求した結果が広く利用されています。切花栄養剤です。もはや使用がスタンダードになったといっても過言ではないと思います。切花を長持ちさせるためのマスト資材として全世界、日本を席巻しています。また切花、切葉、切枝として飾っているうちに根が出てきたり、新芽が出てきたりする超長持ち商品もあります。このような植物素材が生まれ持っている意味での長持ちというケースもあります。また、外見的な品質が見る人の満足感をいつまでも維持することで生じる長持ちということもあります。いつ枯れたのかわからなないままドライフラワーになる花材がそうです。今旬を迎えているラナンキュラスのラックスシリーズは枯れ方がアートです。通常の日持ち試験なら、ハイここで観賞終了とピリオドを打たれる期間を過ぎても尚、シックでアンティークな姿を保ち続けます。社会のトレンドが長持ちにあるとするなら、花業界も「長持ち」を切り口に、様々な切り口から提案してみたいものですね。

 

最後に一つご参考情報です↓

☆2023年の開業&閉店まとめ 新しいヒルズ開業から老舗百貨店閉店まで

 

 

それではみなさまごきげんよう。

 

フラワービジネスノート2023はこちら。

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