OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ソラナムパンプキンは本当にカボチャなのか否か?!

2022.09.21

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

ソラナムパンプキンという商品をご存知でしょうか?ご存知の方も多いと思います。直径4-5センチの“べたオレンジ”カラーの「まるでかぼちゃ」が枝にぽこぽことついたハロウィンにもってこいの商品です。

これね↓これ。

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まるでカボチャでしょ!?ソラナムパンプキン。

ところが、これまた名ばかりパンプキンで、実はナス科だということをご存知でしょうか。

学名にお詳しい方なら「ソラナム」と聞いただけでそりゃナスでしょーと思われるかと。あるいは、生産現場をご存知でしたら「あー、花がナスだからやっぱりナスなんだね」などとナスの片鱗を垣間見ることが、いや片鱗どころではなく、ナスと確信する機会も多いと思います。

 

しかしまあ、作っていただいた完成品を見るだけですと、見た目まるでパンプキンで「ほんまに君はナスなんか??」と疑いたくなりますよね。

 

そこで触ってみる。

ヘタや葉茎、あちこちに棘があって、「うッ!」と一瞬痛い目をみる。葉や茎のトゲは生産者さんが丁寧に取ってくださっていたりして、まあまあ安心できますが、油断禁物。ヘタにも棘がついてるのね。ナスもそうですよね。ということで、お取り扱いの際には気をつけましょう。

 

棘に気をつけながら「実」を触る。「実」はトゲトゲしていないので大丈夫。

「実」はぷにぷに。

あー、なるほど、ナスのような弾力感。このぷにぷに感、おいしそうじゃない??

 

ということで実を切断してみました。切ったらほんまにナスなんか?の解が得られるような気がしまして。お花屋さんでもなかなか切断する機会もないでしょうし。

こんな感じ。

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手触り、ナスです。

目をつむって手触りだけで野菜当てクイズしたら、ナスかピーマンかって答える人多いんじゃないかな。匂い、ナス・・・じゃなくてナシ(=無し)。ないの。

 

見た目、う~ん、タネがナス。っていうか、ピーマン。やはりそんな感じ。ピーマンもナス科だしね。しかしながら可食部ほぼほぼゼロ%。

ピーマンのタネとタネが付いている白い綿の部分で内部を占領している状態。さすが観賞用です。いずれにしても観賞用ですから、食べないでくださいね。

 

 

ということで、「ソラナムパンプキンはカボチャなのか否か!?」、身を以って、実を切って検証してみました。

結果、否でした。

そして、ナス科の植物であると納得できました。

カボチャはウリ科、ナスはナス科、ソラナムパンプキンはナス科、ピーマンもナス科。ナス科の野菜でナスカの地上絵描けるかな。

 

 

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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