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【盆前緊急検討会!】ニューワード「ボピス」は花業界で可能か

2022.08.12

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

近年は、ネットで注文しておいて好きな店舗で受け取るというスタイルがアパレル業界を中心に盛んに活用されていますね。これをBOPIS(ボピス)といいます。Buy Online Pick-up In Storeの頭文字をつなげたもので、クリック&コレクトともいうそうです。その方法を使いGUで買い物をしたこともありますし、ワークマンなどもそのサービスの代表的なブランドと言っていいかもしれません。買い物はネットでいつでも、受け取りはお近くの店舗でどうぞ。配送料もかからないし、自分が行けるときに行ってね的な利便性とコストパフォーマンスを上げていいねと、評価されているのではないでしょうか。

しかしまあ、よく考えたら日頃使っている図書館でもこの機能の典型例といっていいかもしれません。ネットで予約しておいて、大田区内の受け取りたい図書館でピックアップ、返却もいつでもすきなところでどうぞ的な便利なサービス。アパレル業界で活用される前に、その下地は既にできていたといえるでしょうか。

 

BOPISは全店と倉庫の在庫管理がリアルタイムで把握できているからだろうと思いますが、相当高度なことなんだろうと思います。生花店でも代表的なチェーン店でこのようなサービスがあるのかどうか、WEB注文画面を閲覧してみました。基本的には見つけることができませんでした。

確かに店頭受け取りと書いてあるチェーン店もありました。しかし、注文画面に進んで見てみますと、ある特定店舗での受け取りとなっているいました。つまり、A店の商品は、受け取りもA店のみと限定的なサービスとなっているのです。複数の店舗の在庫が管理されての展開ではないようです。

 

花きの商品性質から、現時点ではやむを得ずかもしれません。ワークマンのようなスタイルを展開するにはクリアすべきことが多数ありそうです。材料を確保し、ある倉庫で一括して加工し店舗別に配送網を組めるか、もしくは各店頭でもWEB注文に対応できるよう、店頭の品揃え情報を共有できるようにするのか。ちょっと考えただけでも莫大な構想です。そもそもそういう需要があるかどうかも不透明ですが、いやひょっとするのあるのかもしれないと思います。

 

また花束を作る時間、店頭でお待たせしてしまうことを考えると、受け取りの日時場所を指定してお客様のお好きな場所で受け取れるというのは、なかなか良いサービスのように思います。ただ花きは生鮮品だけに、キャンセルなどが出た場合など、クリアすべき課題は多々あるかもしれませんね。

 

盆前閑話でした。ちなみに8月14日のFMヨコハマのハナラボコーナーでは「お盆」について説明しつつ、これまでのお盆の不思議体験をご紹介します。よろしければ聴いてやってくださいませ。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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