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植物と言語は相関するか

2022.11.08

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

植物の多様性と言語の数に強い相関があると聞くと、ちょっと驚きます。

民族などの文化と言語に関係があるというのは直感的に理解できます。食生活も気候風土、天候や思考なども。そこに住む人の思考や思想が生まれ、食文化が生まれ、それに伴った効率の良い言語が生まれるんだろうな~とはなんとなく体感的に思っていました。考え方や主義とその地域の言語(語順や表現など)が関連していると思うからです。

植物と言語も地域ごとに関連があると思いつく人は思いつくのだと思いますが、植物と言語というのは直線ではなかなか結び付かずにここまで来てしまいました。

 

しかし、こうしてみるとその土地の気候風土があり自然環境が成り立ち、人の生活ができて言語が生まれて・・・と考えると、確かに地域の植物と言語に成り立ちには関係が関係があってもおかしくないと思えてきました。そして、それを裏付けるデータを見つけました。ナショジオの『人類史マップ』。

humanmap

 

(↓本文を一部引用、編集の上記載しています)

出エジプトから世界各地に根を下ろした集団が、それぞれに言語を使うようになり言語は必然的に多様化してきます。離れた集団は言葉を交わさず、言語はそれぞれの生息地で適応していくことになります。周囲、環境を表現するのに必要な語彙を発展させ、使われる環境や社会状況に応じて変化していきます。そして自分たちが知覚した世界を、見たり聞いたり感じたりしたもの、意味のある事柄を他者に伝えるために、言語が発展していくことになるのです。これこそが言語が存在する意味であり、言語の発達、語彙の多様化と文化がリンクする所以と得心がいきます。

 

このような理由から生物種が最も多い地域、つまり生物多様性のホットスポットに多くの民族、言語集団が集中するように、植物多様性のホットスポットに言語も多く存在するようになったのかもしれません。比例ではないまでもその傾向にあるようです。

MAP2

 

日本のことだけ見てしまうとそうとも言い切れないのですが、世界的に地図を広げてみると、多様性からみた植物と言語の相関を見て取ることができます。

さらにご興味があるようでしたら、『人類史マップ』をご参照いただければと思います。人類の進化についてまとめられたビジュアル図鑑で、学際的な学びの多い1冊だと思いました。2022年、いつもほど本の数は読めませんでしたが、ヒット書籍のTOP⑩に入るかな。

 

フラワービジネスノート2023もかなりお勧めです。

0808ブログ用

 

 

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