OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

山形のローカル食かと思いきやワールドワイドな食材「スベリヒユ科」 

2021.08.13

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

やっぱり本はいいですね。センニチコウを調べようと朝日百科植物の世界7巻を開いたところ、間違って隣のページを見ていました。そこに載っていたのがスベリヒユ科。本来調べようと思っていたもの以外の興味深い情報に出くわすことができる。書籍でも紙媒体の事典や辞書の醍醐味だと思いました。

 

さて、スベリヒユ科の話に戻りますが、花ではポーチュラカとマツバボタンなどがそれにあたりますね。山形ではスベリヒユ自体の茎葉を干して食用として用います。畑の雑草で、ガンガン増えますよね。これを干して戻して食べるのです。干したスベリヒユをヒョウと言います。とはいえバクバク食べるというほどでもないのですが、普通にお浸しなどで食べてましたね。東京に来てから暫くご無沙汰してますが・・・。

 

スベリヒユを食べるのは地域文化の食習慣だろうと思っていましたが、実は世界各地で食されていたようです。事典のスベリヒユの項目をぱらぱらと読んでいると、スベリヒユ科は各国で食べられていたことが書かれていました。スベリヒユ科のクライトニア属は北米で、沼ハコベ属は「鉱夫のレタス」という英名が付けられて食べられていたようです。フランスや中国南部ではタチスベリヒユを食用のため栽培しているそうです。改めてネットで調べたらこれらの植物が食用として国内で提案されていますね。掲載されている写真を見ると美味しそうです。山形のヒョウは干した野菜で、ゼンマイの干したような外観です。ビジュアル的なカイゼンがあると世界にも受け入れられるかもなどと思いました。

 

センニチコウについて、市場流通のポイントから原稿を某メディアに投稿する予定です。

それではみなさま、ごきげんよう。

 

「良いお盆をお迎えください」とはあまり日本語では言いませんが、国民的なHolidayとすれば英語風にいえばHave a good Bon !!とでもいうのでしょうか。

英語だからgood Bonですが、フランス語になりますとgoodがbonに代わって、bon Bon!になるのかな?

 

ではみなさま、Bon Bon!!

 

※大田市場花き部の休市に伴い、8月16日(月)、17日(火)は弊社も営業休日とさせていただきます。

予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

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