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6月6日あじさいの日&ラジオ当番のお知らせ

2021.06.04

こんにちは。泥油育子です。

 

6月6日はいけばなの日といわれますが(これは6歳を迎えた6月6日にお稽古事を始めると上達するといういわれから)、今どきは英才教育も進んで、6歳では遅いというお稽古事も中にはあるかもしれませんね。また6月6日はあじさいの日であることもご存知の方も多いと思います。

(ご存じない方はフラワービジネスノート2021でご確認くださいませ)

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6月がアジサイの旬にあたることから、地植えのあじさいを名所とする神社・仏閣も全国に多々ありますが、この時期に切り枝の頒布会をする神社もあるようです。アジサイが厄除けや病除けになるという迷信から「お守りアジサイ」として玄関や室内に吊るしておくのだそうです。

そこで当社に資料として日本全国津々浦々に残る俗信を掲載している辞典の「あじさい」のページを開いてみました。すると、いろいろとアジサイに関する俗信があるではありませんか!

以下、一部抜粋します。

 

【お金に関する俗信】

・家にアジサイを植えておくと小遣銭に不自由しない。(滋賀)

・出入り口近くに植えるとお金がたまる。(兵庫県宍粟郡)

・アジサイの花を下向きに吊るしておくとお金に不自由しない。(秋田)

・丑の日の夜明けに花を取り、天井に吊るせば金に不自由しない。(鹿児島県国分市、福井県)

・神棚に吊るしておくと年中小遣いに不自由しない。(秋田県平鹿郡)

 

【疫病・肺病に関する俗信】

・アジサイの花を軒下に吊り下げると肺病がうつらない。(福井県大飯郡)

・土用の丑の日に入口に吊るすと、厄病除けになり、その家は栄える。(秋田県平鹿郡)

・便所や玄関以外の入り口に吊るすと流行病の魔除けとなる。(東京都武蔵野市)

・丑の日に橋を渡らずにアジサイを取ってきて吊るしておくと病気が入らない。(福井県南条市)

・花を土用の丑の日に便所に入れると疫病にかからない。(千葉県東葛飾郡)

 

【その他】

・岩手県陸前高田市では、アジサイがよく咲けば豊年という。

 

=抜粋終了=

小遣い銭っていうのがいいですね。「大金が舞い込む」じゃないところが、“足るを知る”的な日本文化らしくて好きです。

また、この疫病蔓延の時に花き業界にできることは限られていますが、花や植物を通じて生活者のみなさまの不安を少しでも拭うお手伝いをする提案ができるといいなと思います。直前ではありますがあじさいの日はこれからですし、今からでも間に合うようでしたら、ぜひ切花のあじさいをたとえシンプルにでも素敵にコーディネートして、生活者のみなさまにご提案いただきたいものです。お守りアジサイでググっていただきますと、コーディネートの例がたくさん出てきます。また、ドライフラワーやスワッグが流行っているときですから、お守りアジサイを楽しんでいただくにも、障壁が低くてちょうどいいかもしれませんね。

もしかして、アマビエさまのうろこの部分がアジサイをモチーフにしたデザインだったら、疫病退散祈願としては尚よかったのでしょうか。

6月6日のあじさいの日に限らず、6月6日、16日、26日を節目として6月をまるごと疫病払いとしてアジサイを提案してもいいように思います。

(なぜ6月6日なのかははっきりとはわかりません。旬が6月であることから6とアジサイを結び付けて6が重なる日だからなのか、6がアジサイを逆さに吊るした姿に似ているからなのか、周りの書籍には明記されておらず、どこまでも想像の域を出ません)

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あじさいの日は、『フラワービジネスノート2021』第23週に「お守りアジサイで開運厄除け、健康祈願!」として販売アイデアをご提案しております。

よろしければご利用くださいませ。

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そうそう、最後に6月7日(月)はNHKラジオ「マイあさ!」にて花市場からのラジオ当番です。朝8時15分ころから生放送で市場の様子と今おすすめの花材をご紹介いたします。

今回ご紹介するのは、自他ともに認める?花き市場最強の●●アイテム!アレです。う~ん、ラジオで花材の様子が伝わるかな~。

 

尚、毎週日曜日は引き続きFM横浜「Sunday Good Vibes!」で花情報を提供しています。午後1時45分ころからです。

どちらのほんの短い時間ですので、よろしければ耳を傾けてみていただけますと幸いです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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