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【さんぽみち】緊急事態宣言下のいま、おすすめ☆さんぽみちのガーデンが全盛で圧倒されるって話

2021.05.08

こんにちは。泥油育子です。

 

あー、我ながら恐ろしくつまらない文章を書いてしまいました。書いている本人がつまらなくて失神しそうなくらい💦

でも、都内で見たグレビリアとピエール・ドゥ・ロンサールの庭木が素晴らしかったって話を書き留めたく、もうそのまま書き続けてしまいました。お許しください。すみません。

 

桜が終わった後の春、シャクヤクやコバノズイナが旬を迎えるころの「初夏寄りの春」というのは、太陽が力を取り戻した光の強さと緑と色鮮やかな色とのバランスが、何とも季節の美しさを強調しているように思います。今の時季(これを書いている5月3日)は二十四節気でいえば穀雨(今年は4月20日が穀雨、5月5日が立夏)、七十二候でいいますところの「牡丹華」(ボタンの花咲く)にあたります。年間でも最も過ごしやすいシーズンのひとつですね。まあよくこの時期に大型連休がハマったものだなあと感心します。

※二十四節気や七十に関する詳細は『フラワービジネスノート2021』データページの巻末をご参照くださいませ。

 

さて、先週末、ご近所を歩いたり自転車に乗ったりしてぷらぷらしていましたら、どちらも庭の花がきれいでございましてね。

花と緑と光の共演に心躍らされていたわけですが、もちろん緊急事態宣言下で遠出もできず、仕事もありますし、屋外での楽しみといえばせいぜい散歩やサイクルでつくづくこの季節の美しさをかみしめることくらい。実際に庭の花を見て回りますと1ブロックごとにどこも美しくて見とれてしまうほど。

例えばバラとかすんごい満開。拙宅にある原種のバラはいつもより2週間くらい早く咲いて、4月中旬くらいにとっとと散ってしまいましたが、街で見かけるガーデンローズは今が満開とばかりに全力で咲き誇っています。ほかにもピンク、赤、白、バイカラーのゼラニウムがあちこちでまん丸に咲いているだけで初夏寄りの春が到来したことを実感しますし、クレマチス、ハゴロモジャスミンなどの匍匐性の植物に生命が吹き返すのは、やはりこの季節ならではですね。

 

とりわけ印象に残った庭木の一つはグレビリアの巨木。駒沢通りだったと記憶しています。東京都立園芸高校の近く。何十個もの真っ赤な花が一斉に満開を迎えていました。太陽の光の下で鮮烈なほどの赤が際立ち、都内でもグレビリアってあんなに大きく健全に成長するものなんだなあと感心してしまいました。株が大きいだけに花のブラシの部分も大きくて、あの光景は園芸に特に興味のない人の足でさえも止めてしまうスーパーパワーがありそうです(注意を惹きすぎで交通事故に注意ですが)。圧巻の開花ぶりに新しく庭に植栽しようかと考える人も多いのではないでしょうか。

 

もう一つ、強く印象に残っているのは満開のガーデニングローズ「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ヨーロッパ風の石田畳の徒歩道に高さ2メートルほどに充実した株が植えられていました。「たわわに」大輪の花が付いて、重そうなくらい枝がしなっています。地元の人に聞いてみますと、そこには昔、不良(ヤンキーじゃなくて本当の不良だって)中学生たちがたむろしていた場所だったと。その時にこんなにきれいなバラはなかったというのです。20年くらい前でしょうか。その不良さんたちは歩道に置いてあるベンチに勝手に白いペンキを塗って、住民のみなさんを困らせていたと(住民の証言より)。満開のピエール・ドゥ・ロンサールからはそんなことは微塵も想像させません。美しいバラの植栽が持つ社会の矯正力を感じます。もちろんその陰には、植栽やメンテナンスに携わる多くの方々のご尽力があることも忘れてはいけませんね。

 

散歩してご近所の庭を見て回るのもいいですし、ガーデニングを楽しむのもいい季節ですね。都市の環境美化や防犯、緊急事態宣言下の取り組みやメンタルヘルス、お子様の情操教育など様々な効果を期待し、ガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょう。今週末もどこかプラプラしてきます笑。

 

二十四節気、七十二候もばっちり紹介しています。「フラワービジネスノート2021」もどうぞ。

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それではみなさま、ごきげんよう。

 

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