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ユニークなランナーに次々と遭遇!コロナ禍がもたらすレガシーとは

2020.04.17

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

今朝は、わたくしの通勤時間帯で山手線の乗車率は平常時の20-30%くらいの感覚です。モノレールの乗車率もさすがに減ってきて空席が目立ちます。いつもの50%以下の印象です。

公共交通機関のコミューターの代わりによく見るようになったのロードランナーです。昨日のニュースで筑波大学大学院とタニタとの共同調査の結果を発表。テレワーク中、モニターさんの歩数は平均で3割減少、中には7割減った社員もいたということです。テレワーク中の人は誰でも多かれ少なかれ運動不足の実感があることでしょう。

そんなことで運動不足解消に走りに出ている人は多いのかもしれません。朝も晩も、土日も今まで以上によく見るようになりました。自分が意識している分、目に付くようになったということもあるかもしれません。

 

昨日の朝はユニークなランナーをお見かけしました。

草履ランナーです。

私は初めてお見かけしましたが、結構いらっしゃるのでしょうか。ランニングシューズの代わりに、ペラッペラの草履で走っていらっしゃるのです。スライスハムかアジの開きのように薄いソールに鼻緒が付いただけのシンプルなもの。かかとストラップがあったかもしれませんが、そこまで確認できませんでした。その草履で固いコンクリの上を走り続けるわけですから、筋肉や腱を傷めないかと心配してしまいますが、ランナーにはそれぞれのトレーニング目的があるでしょうから、きっとそれに適った選択なのでしょう。地面の感触がダイレクトに伝わるでしょうし、なかなかタフな選択です。

 

数分後、さらにタフなランナーを見かけました。

裸足のランナーです。

完全に裸足なのです。靴も何も履かずに、車道を結構なハイペースで走っているのです。思わず足元を目で追ってしまいました。かなり体型もフィットしていましたので、日頃から走り込んでいらっしゃるアスリート系の方なのでしょう。それにしても危なくないのか心配になります。道路に何か固いものが一つ落ちていれば、小さなものでもケガにつながります。あるいは、まだ肌寒いこの時期の明け方、冷え切ったコンクリートの冷たさが足裏に直に伝わるでしょうに、それも大丈夫なのかと思いを巡らせました。むしろ、それがトレーニングだということかもしれません。

 

ところ変われば外出すら規制されている外国では、バスタブにサラダオイルをかけ、つるつる滑るバスタブをランニングマシンとしてトレーニングしている人もいるようです(笑)。

まさにバスタブランナーです。

それぞれに運動不足解消の工夫をされているのですね。新型コロナウイルスの影響のために外出自粛が続けば、運動不足になり生活習慣病や筋肉の衰えによる転倒、ケガ、認知症の悪化などあらゆる世代で二次的なリスクが高くなることが心配されます。

 

テレワークとは無縁で日々オフィスに通う私においても運動不足は然り。やはり自宅と会社の往復だけですと運動不足になるのは否めません。これまでは週末スポーツをして解消していましたが、あらゆる運動施設が閉鎖となった今、私の中で徐々に気持ちがジョギングモードが高まってきています。上記のようなユニークなランナーに触発されたわけではありませんが、週末はちょっと走りに出てみようと思います。(きちんとランニングシューズを履く予定です。何しろランニング初心者ですから、裸足やアジの開きで走るなんていう高度なことはできません)

 

今お見かけするランナーさんたちはもともと走っていらっしゃる方とは思いますが、コロナ禍による運動不足解消のために新しく日常的に運動を始める方も多いのではないでしょうか。フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは、「すべての人は今後、運動しなければ生きられない世の中になる」とおっしゃっています。外出自粛期間が長期化し、それぞれに運動不足が認識されれば、運動の必要性が意識付けられるでしょう。さらにそれが習慣となれば、もしかするとオリンピック開催のレガシーと同じくらい(あるいはそれ以上)の効果を以て、コロナ禍による日々のエクササイズがレガシーとして国民に定着するということもあるかもしれません。

 

みなさまも、健康にご留意の上、健やかに週末をお過ごしくださいませ。

 

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