OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

花きの香り研究最先端セミナー

2019.09.11

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

昨日10日はJFMAのアフタヌーンセミナーが開催され、花きの香り研究の権威である農研機構の大久保直美先生をお招きし、最新の研究結果と販売へ生かした例などをご紹介いただきました。大久保先生は、お肌も艶々して、大変お美しく、スーパーマラソン(100km)を完走してしまうほどアクティブで、それでいて知的でお仕事も超一流。どこまでが香りの効果かわかりませんが、お若くて美しいことや頭の回転が速いことなどはバラやユリなど花の良い香りをたくさん嗅いでいらっしゃることと無関係ではないように思います。(花の香りをたくさん嗅ぐことが脳に良いことは多くの先生方の研究によって証明されています)

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大久保先生が積年に渡り調査された結果は農研機構の「花きの香り百科事典」に掲載されています。そのウェブサイトにはユリ・バラ・チューリップの3品目について研究結果をウェブサイトに掲載しているのですが、今回のセミナーではユリとバラにフォーカスして発表していただきました。

調査されたご本人の生のお話を聴けるのは、本当に貴重で贅沢な機会と、有難く思っています。

 

とりわけバラはこれまで大田花きが分類していた7つの香りのタイプを元に、現在流通する切花バラの香り成分を詳細に分析した上で、改めて7つの香りに分類。ダマスククラシックとスパイシーは切花バラには少ないため、これをなくし以下の通りとしています。

・ローズ

・ローズシトラス

・フルーティ

・ティー

・ティーフルーティ

・アニス

・ウォーターグリーン

昨今はアニスの香りを含んだ品種が多いのだそうです。

注目すべきは、官能調査ばかりではなく香りの成分分析をした上で、香気成分から分類しているということです。官能調査では季節によって、あるいは時間帯によって、はたまた調査する人によって大きく結果が異なってきますが、成分分析からアプローチすればブレがありません。このような調査は国の研究機関ならではかと存じます。

 

また、芳香が強いと日持ちしないという傾向はあるものの、芳香のある品種でも日持ちの良い品種はあるのだそうです。M-マリーアントワネットは芳香がティーからティーフルーティに変化する品種。強香を放つが、同時に14日間日持ちするのだそうです(芳香も長持ち)。どうやらティーにフルーティが加わると長持ちする傾向にあるようだとのこと。また興味深いのが、ゲラニオールが加わると、細胞死が早く訪れるのだそうです。

芳香が強いと日持ちしないという傾向は、ゲラニオールによるところが大きいのでしょうか。

 

また生体への効果も発表。ゲラニオールは鎮静、リラックス、抗ストレス、2フェニルエタノールは認知症予防(ほとんどのバラに含まれる)などの効果が期待できるのだそう。フェアビアンカの香りはメラニン生成抑制効果ありと聞くと、夏場は常に自宅に飾っておかないと!と思ってしまいます^ ^;

※品種別香気成分の分析と香りの分類はウェブサイトをご参照くださいませ。

 

ユリの発表も含め、大変興味深く拝聴し、勉強させていただきました。と同時に、香りの世界への興味がぐっと高まりました。ここから自分自身をエスノグラフィー的に観察し、生活者への提案の切り口を考えてみたいと思います。

 

最後には先生のご厚意と事務局のご協力のお陰で、バラティーを頂戴いたしました。バラの芳純な香りが漂い、おいしく頂戴いたしました。ストレス軽減、ティでございました。。

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それではみなさまごきげんよう。

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